ふれあい広場 No5
大戸小学校 飼育担当
平成19年 4月20日
*二重の扉
チャボ・ウコッケイ・ウサギの各小屋に、もう一つ内側に扉が付きました。ヤギ対策のためです。我が校のヤギさんは、二頭そろって鶏やウサギのエサが大好き。掃除やエサやりのために扉を開けますと、待ってました!とばかりにものすごい勢いで進入して、他人(?)のエサをむさぼります。そこで考え出されたのが二重扉。この扉の優れている点は、床に接している部分が、逆Uの字型に少し空いていること。こうすることでヤギは入れないけれど、鶏やウサギは自由に出入りができるのです。かくして、ヤギの不法侵入は激減し、鶏やウサギ達もヤギ
同様、好きなときに広場で遊び、好きなときに小屋に戻ることができるようになったのです。
ここで発見したことがあります。ウサギは、大抵自分の小 屋に戻りますが、鶏は、よく違う部屋に入ってすましています。「鶏は、3歩あるくと忘れる。」と言われますが、これは本当 のことのようです。
*スナッフル
スナッフルとは、ウサギの風邪のこと。この風邪にマロンからジョナサン・ミミにと移ってしまい、クシュンクシュンと何回もくしゃみのような咳をします。獣医さんの話によると、人間に移ることはないが、飼い主にとっても獣医にとっても厄介な風邪で、薬で症状を和らげたり進行を遅くしたりすることはできても完治はしないのだそうです。3月下旬から10日間、朝夕2回ずつ、大戸小の先生方の手によって薬が投与され、少し症状が治まっているところです。 今のところくしゃみ以外は、食欲もありふれあい広場に放すと元気に走り回り、ミミちゃんなどは、野生の血が騒ぐのか、懸命に穴掘りをしています。
*ヤギの換毛期
ヤギ達の毛がすごい勢いで抜けています。換毛期なのでしょう。ココちゃんの方が一足早く3月中頃から、ユキちゃんは3月下旬から抜け始めました。頭を撫でるだけでパラパラと落ちてくる程。ブラッシングをしてあげると気持ちよさそうにうっとりとした目になるのはココちゃん。それを見て、「わたしにも、やって〜。」と頭を出してくるのがユキちゃんです。
そのユキちゃんの乳が妊娠でもないのに腫れてきて、熱もあり元気がなかったので4月11日(水)獣医さんに診ていただきました。乳腺症の疑いがあったのですが悪性の乳ではなく一安心。しかし、「想像妊娠」かもしれないと言われびっくりしました。抗生剤の注射の後、変な鳴き声をあげたりへなへなと腰くだけになったりで、冷や冷やさせられましたが、ようやく元の元気さが見られるようになってきました。 物言わぬ動物達。その変化に気付けるよう、これからもたくさんの目で見守っていきたいと思います。