獣医師広報板トップページ動物よくある相談メニュー麻酔銃は安全?
獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん麻酔銃は安全?
回答:ムクムク
初出:2019/08/19
◆「動物よくある相談」利用についての注意事項
★情報は自己責任でご利用ください。
★記載されている記事は獣医師広報板の掲示板に投稿されたものが中心で、獣医師広報板の
 見解を代表するものではありません。
★飼育方法の質問は意見交換掲示板をご利用ください。
◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

質問:ヒグマが町中に出てきて、駆除されました。麻酔銃で捕獲することは出来なかったのでしょうか。麻酔銃なら安全に捕獲できると思うのですが。

<回答>
アフリカに海外青年協力隊で獣医師として参加された人が言っていたことです。
−−−−
野生動物のテレビで、麻酔銃で象を眠らせて発信器をつける。
そして、麻酔を覚める薬を注射して、速やかに離れる。
象は立ち上がる。
あれ、嘘だよ。
かなりが死ぬ。
致死量に近いくらいの量を麻酔銃に込めないと、寝たように見えても急に暴れ出すことがある。
だから、全部が起き上がるわけではないんだ。
テレビはそれを言わない。
−−−−
通常動物病院では、体重を量り、各種の健康検査を行って麻酔の種類や麻酔量を決めます。
この場合、最大の決め手は体重で、動物病院で通常100グラム単位で計測し、麻酔量を決めます。
では野生の象やヒグマの健康状態や体重は知ることが出来るでしょうか。
事前に検査や計測出来ません。
体重で言えば、だいたい大人のメスならこれくらいの体重と推定します。
そして、大抵は多めに麻酔量を定めます。
なぜかと言えば、麻酔がかかったように見えて、人が近づけば急に暴れ出すことがあるので、全部が全部麻酔にかかると想定できる量にします。
つまり、比較的安全量と言うより、麻酔としては過量となります。
うまくいくときもありますが、麻酔銃で撃たれた後に水場で倒れて溺死も過去ありました。
野生動物に対する麻酔銃による麻酔はリスクのある麻酔で、必ずしも安全なものではないと私は考えています。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。


☆プリン☆
拡大画像
画像募集中!!(無料)
画像集

◆令和6年能登半島地震動物関連ニュース

◆獣医師広報板の主張

◆獣医師広報板管理人の独り言
利用上の注意事項&メニュー
2024年2月のBest
  1. いわゆる欧米と日本の動物福祉について基本的な考えの違い(265)
  2. もし、ある日突然動物愛護を名乗る者がやってきたら(250)
  3. 私の獣医師国家試験受験裏話(101)
  4. 大阪万博ペット同伴絶対反対(94)
  5. 病院&処方箋薬局で3000円、動物病院での1万円、実は医療費は同じ(82)
  6. 航空機事故時のペット同伴議論について(74)
  7. 繁殖犬の年齢制限犬のみ扱う団体は動物保護団体か繁殖業界の下請けか(71)

◆獣医師広報板よくある質問(FAQ)

◆獣医師広報板からのお願い
獣医師広報板をご利用、本当にありがとうございます。
獣医師広報板は個人サイトですが、その運営はボランティアスタッフが担い、運営資金はサポーターの応援に頼っています。
獣医師広報板は多額の累積赤字を計上しております。
サポーターは企業でも個人でも結構です。
ぜひ、獣医師広報板をサポーターとして応援ください。

◆PC版コンテンツ利用数ベスト7(2024年2月期)
  1. 管理人の独り言(6,975)
  2. 猫のカロリー計算(6,123)
  3. 犬のカロリー計算(3,923)
  4. 動物よくある相談(3,739)
  5. ペット動物獣医師セミナー(2,414)
  6. 広報板カフェ(1,929)
  7. 迷子動物、保護動物掲示板(1,758)
コンテンツ別アクセス数

◆電子図書
電子図書「"犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍」は、2022年2月23日より第四版になっております。
新しいエピソードも追加され、データーも更新されています。
第一版、第二版、第三版を読まれた方も、是非第四版をお読みください。
犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍−第四版2022/02/23公開

◆一般市民向けの動物に関するセミナー・イベント
★毎週土曜日午後1時〜4時
ペットロスホットライン
ペットロスホットラインは、今のお気持ちをお聴きする電話です。
★WEB講座
★〜3月25日:オンライン
★〜3月31日:愛知県名古屋市
★〜4月20日:募集期間
★3月23日:栃木県宇都宮市,3月24日:島根県出雲市
★3月23日:オンライン
★3月24日:京都府京都市
★3月24日,4月7日:愛媛県伊予郡
★3月27日:大阪府守口市
★3月30日:東京都大田区
★3月31日:大阪府大阪市
★4月4日-7日:東京都江東区
★4月13日:東京都武蔵野市
★4月14日:オンライン
★4月14日:東京都新宿区
★4月14日,5月12日,6月23日:鳥取県倉吉市
★4月21日:埼玉県さいたま市
★4月21日:兵庫県尼崎市
★4月24日:インターネット
★4月25日-5月7日:大阪府守口市
★4月28日:東京都台東区
★5月3日-4日:大阪府大阪市
★5月3日-5日:千葉県千葉市
★5月11日:東京都大田区
★5月18日:愛知県長久手市
★7月13日-15日:愛知県名古屋市
★7月13日-9月23日:大阪府大阪市
★9月20日-22日:大阪府大阪市

セミナー・イベント情報はメールにて広報内容を送ってください。(掲載無料)

◆ペット動物獣医師&動物看護師向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー

◆経済動物獣医師向けのセミナー・イベント

◆公衆衛生獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆実験動物獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。