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迷子イヌ>散歩中ハーネスが外れ逃げる、センターから保護連絡
編集−りんママ
初出:2009/10/26
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◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

■迷子になった日 2009/10/12
■帰宅した日 2009/10/16
■状況 散歩中にハーネスが外れ逃げる。
■届出先機関  警察署/保健所/動物病院など
■発見の決めて 通行人が保護しその場でセンターに通報
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<プロフィール>
こまち(♀ 柴犬 11ヶ月、布製赤地に星模様の首輪に鑑札。)
毛色は茶色で立ち耳、鼻が長い。性格は、臆病。


=====================
[10月12日]  午前10時15分 世田谷区桜上水3丁目付近で散歩中に胴輪がはずれ逃がしてしまいました。近隣を6時間近く探しましたが見つかりません。
パニックになり京王線の下高井戸から桜上水付近を走り回っていた様子ですが、その後行方が判りません。
失踪後ただちに保健所(杉並、世田谷)、東京都動物愛護相談センター、警察署(北沢、成城、世田谷、高井戸)などに連絡し、チラシを作って各警察署管内の交番はじめ近隣の店舗、学校、個人宅へのポスティングも含めて配布したり電柱に貼ったりし、迷子ペット捜索の専門業者にも依頼するなど手を尽くしましたが、全く情報が無いまま4日が経過し焦りの色が濃くなっておりました。

[10月16日] 午後4時半ごろ保健所より東京都動物愛護相談センターから「こまち」らしき犬の発見情報があったとの電話がありました。ただちにセンターに電話しますと、杉並区の和田堀公園付近の善福寺川沿いで発見されその場で保護されており、さらに保護してくれた方が動物愛護センターに通報してくれたとのことでした。
すぐに教えていただいたその方の携帯に電話し、場所を確認した上で現場へ急行しますと、いったん捕まえていたところが また逃げ出し、その場にいた何人かで何とかもう一度捕まえようとしているところでした。
そこに私も加わり、結局私が捕まえることに成功しました。発見し保護してくれていたのは近くの小学校6年生の女の子3人で、たまたま通りかかったところで「こまち」を見つけ、一端保護した上で一人が動物愛護センターに携帯で通報してくれたとのことでした。心からのお礼を述べ、翌日改めてお礼にうかがうことを約束した上でタクシーで帰宅しました。

◆今回の経験について
 おかげさまで、こまちもすっかり落ち着き、今まで通り食べ、便、尿とも異常は無いようです。いろいろ話を総合してみますと「こまち」がいかに奇跡的ともいうべき幸運の連続のおかげで助かったかということがわかりました。
 まず逃げた現場から発見された場所に行くには甲州街道、井の頭通り、方南通りといういずれも交通量の多い道路と京王線、井の頭線という2本の鉄道を越えなければなりません。もともと怖がりでちょっとした物音にも敏感な犬でしたが、それらを超えるときに事故にあわなかったというのがまず信じられない思いです。
 さらに発見してくれた3人が実によく気がつき、また優しい子供たちであったこと。通報してくれた子はこんな時のため(※注1)に動物愛護センターの電話番号を携帯に登録していたとのことで、そのような子供たちに見つけてもらったこともこれ以上無いくらいの幸運だったと思います。
 また、たまたま在宅していた私ですがその日は夕方から仕事が入っており、あと10分もしたら出かけようとしていたところでした。もちろん留守番電話もセットし、保健所等には私の携帯の番号も伝えてはありましたが、もし私が出かけた後だとしたら情報が伝わるのが遅れ、私が行動を起こすのはさらに遅れることになったのは間違いなく、結局また逃げてしまっていたかもしれません。
 まずは何より発見者の女の子に、そしていろいろ重なった幸運に感謝しなければならないのですが、やはりペットの失踪時にまずやるべきは動物愛護センター、保健所、警察署等関係機関への連絡だと痛感いたしました。
(※注1)  本当に発見者の女の子には感謝の言葉もありませんが、やはり犬は飼っているとのことでした。
そして名札の装着は肝に銘じます。名札が着いていれば更に私への連絡も早かったと思います。
それからこれは私も即日実行したのですが、【愛犬家の方々に「こういう時のために」動物愛護センター等の電話番号を是非携帯電話に登録しておかれること】を呼び掛けていただければ幸いです。
以上、御礼とともにご報告とさせていただきます。

〔飼い主さんの了解の上頂いたメールを公開しています。〕
お世話係から、純血種の柴犬でも見る人によっては柴犬系雑種と思われることもあります。毛色など特徴が似ている場合に実際に見て確認をするようお願いをします。
今回、保護をした女の子の機転と迅速な対応が発見に繋がっています。犬鑑札と名札の装着は犬の命を守ります。関係各所へは速やかにお届け下さい。飼い主の電話番号を記した名札等も一緒についていれば、官庁が夜間休日であったとしても飼い主へ連絡が入ります。犬鑑札等と一緒に電話番号を記載したもの(名札)をつけてあげましょう。

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