獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199805-129

RE:猫のFIP抗体検査について
投稿日 1998年5月18日(月)19時30分 ムクムク

5月9日発言の寝子さんへ

質問の内容がかなり専門的なので臨床家のレスがつかないようです。
9日の質問をそのまま猫3種ワクチンと猫白血病ワクチン販売元の
武田薬品にファックスし返答をいただきました。

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さて、先生の質問と言うよりオーナーからのご質問に回答することに
なりますが、この場合猫用ビルバゲンCRPあるいはリュウコゲンを
想定しての回答でよろしいでしょうか。
ワクチン接種によりFIP抗体に影響を与えるかどうかですが、チュー
リッヒ大学・ルッツ教授の意見ですと影響ないとしています。(第二回
リュウコゲンセミナー)。
別途、ご参考までに「猫の医学(P340-345)」をコピーしました。
この中で抗体価の評価の指診について考え方を述べております。
また、コピーには記載されておりませんが、細胞性免疫の働きも
重要であると考えられています。
抗体価の動きは別の要因によることでないかと思います。
なお、東京の先生の実際例でFIP抗体価800倍の猫にリュウコ
ゲンを接種したが、問題なく経過した。
しかし、6400倍の猫には接種するかどうか検討中であった。
このような猫(臨床症状があれば)に、ワクチン接種して免疫応答
あるか疑問であり、治療を先行する方が良いと考えます。
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前後の挨拶は割愛しました。
猫用ビルバゲンCRPとはカルシウイルス・ウィルス性鼻気管炎
ウイルス・猫汎白血球減少症の3種混合ワクチン、リュウコゲンは
猫白血病のワクチンです。
以下は猫の医学341ページの関係部署です。
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さらに近年、多くのコロナウイルス抗体の偽陽性反応が市販のワクチン
で最近免疫された猫の血清中に非特異反応の結果として発現することが
報告されている。FIPVに特異的な抗体検査法が確立されるまで、
その診断にあたっては猫のコロナウイルス抗体陽性の解釈は慎重に
なされなければならないし、臨床所見とも照合せねばならない。
コロナウイルス陽性といっても、その猫がFIPVに感染している
ものなのか、免疫状態なのか、本病に感受性であるのか、あるいは
ウイルスを排出しているのかの目安とするにはまったく役に立たない。
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以上、「猫の医学」からの抜粋です。

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