獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199805-27

Re:犬の白内障について
投稿日 1998年5月4日(月)23時49分 太田 充治

5月1日発言のパッキーのご主人様
初めまして。こちらで発言するのは初めてです。岐阜県で開業しています太田といいます。なかなかレスがつかなかったようですので、少しでも参考になればとでしゃばってみました。
ご質問の内容が具体的で細かいのですべてを網羅できる答えになるか分かりませんが・・・。
まず、白内障の手術についてですが、人のそれと比べて手術後の合併症の発生の確率が非常に高く、そのため前もってパッキーちゃんがその手術を受ける条件に適合した状態かどうかというのが問題になると思います。
懸念されるのは、パッキーちゃんの年齢とオカルトフィラリア症だということです。人と違い、犬の白内障手術はほとんどすべての例において全身麻酔で行います。しかも通常の手術と異なり、顕微鏡下での手術となりますので、動物は手術中決して動かぬように麻酔は十分深くかけます。手術時間は白内障の程度によって、また、手術方法によって異なりますが、慣れた先生が行い、順調に終わったとして、麻酔時間(手術時間とその前処置にかかる時間も含めて)は、短くて30分〜1時間ほどですみますが、この全身麻酔に耐えうる体力があるかどうかと言うことです。
高齢犬では、視力回復以上に全身にダメージを受けてしまうことがあります。
それから、パッキーちゃんは性格はおとなしく飼い主以外の人に対しても従順でしょうか、白内障手術には通常約1週間の入院が必要です。その間1日に10〜20回の点眼が必要になってきます。そのたびに嫌がって抵抗したり、環境の変化により元気や食欲が無くなる可能性があるなら手術には向きません。
 長くなりますので今回はここまでで、第二弾のメールを改めて送ります。

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