お預かりのハムスターでは、さぞかし御心配な事でしょう。
今ではちょっと遅いかもしれませんが、とりあえず動物病院へ行き、頬袋内を検査して消しゴムのかけらが入っていないかどうかみてもらってください。また、ケージを全部くまなく掃除しながら、消しゴムのかけらが吐き出されていないか探してみてください。ハムスターは、口に入れた物を一度頬袋に入れ、後から寝床などへ吐き出してしまっておく習性があります。
それから、、ハムスターの排便状況を気をつけて観察してください。便の大きさ、硬さ、色など。そして、半日ごとに、何粒づつ便をしたか数えてください。大体一定に便が出ていれば、とりあえずは大丈夫だと思います。ハムスターは、餌を頬袋に溜める習性がありますので、食欲があって食べているようでも、実際にはお腹に入っていない事があります。しかし、ちゃんとした便が、一定量出ていれば、食べていると判断できるし、腸閉塞もおこしていないと判断できます。もし便が出ていなければ、元気があっても、食べているようでも、緊急事態です。
便を観察している間に、もし、消しゴムのような物が便に混じっていたら、安心の材料になります。
齧った消しゴムの角の大きさが、ハムスターの便と同じくらいだったなら、まったく心配には及びません。便となって排泄される事でしょう。
しかし、もし、けっこう大きかったなら、今便が出ていて大丈夫でも、将来腸の細い部分に移動して、腸閉塞をおこす可能性があると思われます。