掲載期間:2019/03/26-2019/04/25
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獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199901-121

仔うさぎの下痢について
投稿日 1999年1月19日(火)22時36分 うめりん

一応、うさ好きさんへの御返事というかたちで書きたいと思います。私の文章は支離滅裂で長ったらしくなってしまいますが、お許し下さい。
まず、仔うさぎさんたちが下痢しやすいといわれているのは、生後3から8週間の、離乳期から離乳後数週間だそうです。ちょっと我々もつらい
のですが、仔うさぎの下痢はどんなに手をつくしてもダメなことが多いです。できれば下痢しやすいといわれている時期をすぎてから飼ったほうが
よろしいかと思います。さて、下痢の原因としてはいろいろありますが、致死的なのは、細菌が関係しているもの(大腸菌性下痢・ティザー病
・腸性毒血症など)と、寄生虫(コクシジウムなど)といったところでしょうか。
寄生虫については、糞便検査をして虫卵の有無をしらべればわかりますが、細菌性の下痢においては、どの細菌が一番悪さしているかをうさぎの生存中に
確定するのはどうも難しいようです。私個人としては、検便で寄生虫卵が検出されなかったら、(どの細菌が悪さしているかわからないけど)うさぎに対して
安全とされている抗生物質の投与を(ヨーグルト等の乳酸菌製剤とともに)行っています。
話が前後していますが、「ビブラマイシン」というのはうさぎに対して「比較的」安全とされるテトラサイクリン系の抗生物質です。前記した、大腸菌性下痢と
ティザー病に有効といわれているお薬でございます。そう、うさぎさんには「比較的」安全な抗生物質と、そうでない抗生物質があるのです。
うーん、話がまたまた長くなりそうですが、簡単にいうと、うさぎが食物を利用可能の栄養素とするためには、腸内(特に盲腸の)常在細菌の働きがとっても
重要なのです。やたらめったら抗生物質をつかいますと、大事な腸内細菌を殺滅してしまい、消化や吸収に大きなマイナス要因となってしまうおそれがあるのです。
もっと恐ろしいことには、投与した抗生物質に抵抗性のある細菌(うさぎで多いのはクロストリジウムという細菌で、腸性毒血症の原因菌とされる)が異常に増殖
してしまうことがあります。
いつものように話がとんでいますが、「ビブラマイシン」というのは、「うさぎの細菌性下痢の治療に用いられる抗生物質で、比較的うさぎの体にとって安全とされる薬」
というご説明でよろしいでしょうか。




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