獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199903-110

RE、犬の寄生虫について教えてください
投稿日 1999年3月24日(水)10時08分 田口正行

幼犬のニキビダニ(毛包虫)症ですが、基本的には何もしないで治まる場合が多いと考えられています。(特に局所の脱毛だけがみられる局所型では)
子犬はまだ免疫が不完全なために日和見感染的にニキビダニ症を起こしますが、発育に伴って免疫系の成熟が進むことで自然に病変はなくなります。
ただし何らかの原因で免疫の異常が続くと病変は自然に治ることはなく全身性のニキビダニ症へと進行していきます。
幼犬の局所型から全身型への移行は治療では抑えられないと考えられていますから、アメリカの成書では子犬の局所型ニキビダニ症への治療は勧められてはいません。
ハナさんもあわてないで、もし心配であれば譲り受けた元の飼い主さんに相談されてもいいのではないでしょうか?
もしぼくであれば、とりあえず局所療法のみを行っておいて、フィラリア予防薬の大量頻回投与は費用がかかりますから、全身型に移行する徴候が見られてからでもいいのではないでしょうか。

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