意見交換掲示板 1999年4月24日(土)10時16分

獣医の田口です。
妊娠中の食事管理については、僕は患者さんに次のように説明しています。

妊娠の後期までは、母犬の栄養要求量は増えないので食事の量は後期になって増やす。
カルシウムの添加はあまり早期から行うと、血中カルシウムが上がりすぎないようにカルシトニン（カルシウム値を低下させるホルモン）が多くなり、結果的に出産後に血中カルシウム値を上げたいときに邪魔になるので、カルシウムは出産予定日の一週間ほど前からにしてもらう。
の二点です。
もし他の先生で反論などありましたら、お願いします。
カルシトニンの話については僕が学生の時に牛の乳熱についての講義で聞いたことなので、そのまま犬や猫に当てはめて良いものか問題がありますが、理屈上ではこれでいいんじゃないかと考えています。

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