獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199904-27

信頼できる獣医さん
投稿日 1999年4月4日(日)03時50分 パールちゃん

昨日、犬のダイちゃんをかかりつけの獣医さんに連れていきました。
昨年12月にフィラリアの子虫を駆除する投薬をしたので、
さて今後どうするか、という相談のためです。
獣医さんは、12月以降のダイちゃんの様子を質問し、
体力もあるし、薬アレルギーもなさそうだし、
これからは普通のフィラリア予防薬を使いましょうということになりました。
その際の副作用のこと、まだ残っているであろう親虫が及ぼす悪影響について、
とてもわかりやすく説明してくれました。
結局、獣医さんはダイちゃんに触れることなく、
私が唇をめくって歯ぐきの様子を見せただけで、いわゆる診察は無しでした。
そして、無料でした。
その先生は、<飼い主を安心させるための診察や検査>はしない人です。
患畜である動物を重視する人です。
だから、必要がなければ、連れていっても患畜にはさわりません。
無用に動物にストレスを与えないことを第一に考えてくれています。
また、さわればお金が発生することを考慮してくれています。
以前は、せっかく連れていったのだから、もっとちゃんと診てほしい、と少し不満でした。
でも、もう10年のお付き合いになると、こちらもわかってくるし、
獣医さんのほうでも、飼い主側の気持ちやどういう飼い方をしている人なのかを把握してもらえるのです。
技術的には、この先生よりずっと上だといわれる獣医さんが市内にいますが、
それでも私はこちらの獣医さんのほうを信頼しています。
獣医さんに対する不安や不満の書き込みがときどきありますが、
飼い主が何を知りたがっているのか、どうしたいのかが、うまく獣医さんに伝わっていないのではないでしょうか?
いつも世話をしている人が付き添って、
いつぐらいから食欲がないとか、どこどこが痛そうだとか、
動物の言葉を代弁しなければならないのが獣医学の大前提だと思うのです。
飼い主たちはもっと勉強しないといけないのではないでしょうか。
もっと注意深く、動物のふだんの行動と健康状態を理解して、
ふだんとは違うことに少しでも早く気づくこと、
そして起こりうる病気などについて、もっと知っておかなければいけないと思うのです。
そうすれば、限られた診察時間もより有効になるはずです。
「よく見て、ちゃんと言おう」・・・を提案します。


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