獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199905-310

上田さん、カズノリさんへ
投稿日 1999年5月31日(月)23時35分 イブ

上田さんへ

こんにちは、獣医師のイブです。

>そけいヘルニアで手術をしたことのあるメス犬から産まれた、
>「オス犬」でも、そけいヘルニアになることは、考えられるのでしょうか??
オスでも鼠径ヘルニアになります。また、オスの場合は更に下の方へ下降し、
陰嚢ヘルニアというのになることもあります。
ヘルニアというのは一種の奇形です。どういう奇形かというと、本来塞がらなく
てはならないところの結合が弱くて穴が開いてしまう奇形です。その穴の開き易い
すい場所というのがあるのですが、そこが臍だったり鼠径だったりりするわけです。
遺伝的に結合組織や筋肉の弱い子がこのような状態になります。

>また、症状は、産まれた時からあるのですか?それとも、いつか突然現れるのでしょうか?
生まれた時からある場合もあるし、いつか突然現れる事もあります。
突然現れる時は、一般的に、ひどいセキなどで腹圧がかかり過ぎた時とか、力みす
ぎた時などがひきがねになります。ようするに、ちょっとした事で裂けてしまうほど、
もともと弱いということです。

>もし、そけいヘルニアだった場合は、手術をすれば、解決するものですか?
>手術は簡単なものでしょうか?
手術をすれば解決します。結構簡単な部類の手術です。

>生後6か月頃に去勢手術をしようと思うのですが、その時に一緒に手術できるでしょうか。
できます。その方法がベストだと思います。


カズノリさんへ

私のアドバイスとしては、インターネットでこんな事をメールしていないで
早く病院へ連れていったほうがいいのでは・・・、ということです。



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