７月１９日の幸代さんへ
ご質問の内容ですが、雇用される獣医師によって回答は全て異な
ると思われます。大きく分ければ、留意するとしないの２つにな
ります。
獣医師一人一人に病院の経営方針もありますし、診療スタイルの
違いもあります。どちらにしてもその病院の方針に沿った診療が
実施されなくてはなりません。この場合は資格の有無よりも人間
性の方を重視したいと私は考えています。
さらに、トリマーとＡＨＴでは業務内容が異なっているのが本来
の姿と思います。この辺のことは雇用される獣医師の先生のお考
えもあると思いますので、これ以上は控えさせていただきますが、
あまり深刻に受け取らない方が良いと思います。

７月１９日の万里子さんへ（お父さん代読お願いします！）
私の長女も今年小学校の２年生です。でも彼女は「果物屋さん」
か「花屋さん」になりたいようです。
次女（保育園）はお父さんのお手伝いをするといって、ステンレ
スケージを掃除して、「ほら、ピカピカになったでしょう」とう
れしそうに話しかけてくれます。そんな妹のことをお姉ちゃんは
「きれい好きだから、シャンプー屋さんになればいい」と言って
います。
どのような仕事を選んでも今の気持ちを忘れないでいてくれたら、
お父さんは嬉しいと思います。

７月１９日の亜紀さんへ
バルサンも近頃は、かなり安全性を強調していますが、私としては
やはり気になります。しばらくは部屋に戻さない方がよいように思
います。
どのくらいの期間と聞かれても、ちょっと私には分かりかねますが
・・・・・。

７月２０日モルモットの疥癬
疥癬とタムシは別物です。モルモットも人間の方もありがちな話で
すね。
書き込みを拝見する限り、モルモットは疥癬の治療をされているよ
うに思います。疥癬なら、たぶん同様の処置になると思われます。
治療効果が見られない点については、モルモット故か他の要因のた
めかは分かりません。患者本人と飼育環境も拝見しないと言及でき
ることではないと考えます。

１２月２０日の和美さんへ
肺水腫を伴った心不全ですが、処置は内服薬中心でいくのが一般的
だと思います。それも治すというのではなく、心臓の負担を軽くし
て病気の進行を抑えるという形になります。
なんだその程度のことかと思われるかもしれませんが、弱って疲弊
している心臓をコントロールするということは、想像以上に難しい
ことであり、薬が強すぎればかえって心臓には良くないのです。
あまり飼い主さんには理解して貰えないのですが、１頭１頭にあっ
た薬剤の配合割合を決めるのには１月以上はかかります。薬の効果
はそれ以前に見られますので、本当に患者に適した配合が決まる前
に処方している基礎的配合で満足されてしまうようです。
心臓のお薬はこれからの生涯を服用し続けていかなくてはなりませ
ん。したがって、循環器を扱う者にとっては「匙加減」は外科医の
「メスさばき」に匹敵するものです。
まあ、そうは言っても軽症例なら１日１回の錠剤もありますので、
今は心臓の状況把握が肝要だと考えます。