獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199908-9

Re・ウサギのエンセファリトゾーンについて
投稿日 1999年8月2日(月)19時26分 播谷久美子

はらださんこんにちは 獣医師の播谷です。
 ウサギのエンセファリトゾーン症は Encephalitozoon cuniculiという原虫
(寄生虫)の感染によって起こる病気です。アメリカ特有の病気ではなく 日本にもあります。わたしは以前 病理症例の検討会に 組織標本が提出されたことがあると聞いています。
 この原虫が 脳に侵入すると不全麻痺 痙攣等の神経症状が起こる場合があり これをウサギのエンセファリトゾーン症と呼びます。
 アメリカでは血液検査によって この原虫に感染しているかどうかを調べることができるようですが (ただし 感染していても神経症状をだすことは少ないようです。)日本では 神経症状の原因がこの原虫である と確定診断するためには病理解剖をおこなって脳を顕微鏡でしらべるしかないようです。
 感染経路は おもに排泄物からの経口感染で 胎盤感染の可能性について書かれた本もあります。
 残念ながらいまのところ効果的な治療法はありません。
 しかしながら はらださんの書き込みを読ませていただいて この原虫の可能性は低いように感じました。エンセファリトゾーン症は 感染してから発症するまでに少なくても1ヶ月以上かかる病気のようですし 胎盤感染していたとしても 姉妹におなじような症状がでてきたというところがひっかかるのです。感染しても神経症状をだす確率はひくいので 同腹の姉妹だとすると 2匹とも神経症状をだしてくるというのは ムクムク先生がおっしゃったとうり 遺伝的疾患ではないかと思うからです。
 特に 姉妹のウサギが臼歯の不正咬合の処置中になくなったそうですが 切歯であればわかるのですが 私の経験では 臼歯の不正咬合が生後3ヶ月で 症状としてでたことはありません。なにか生まれつきの変型があったのかしらと考えてしまいます。(同腹でなかったらいいのですが)
 神経症状をだす病気は他にもあるのですが 上記の病気のように 生前診断がむずかしいものが多いです。
 症状の進行にあわせて その子ができるだけ安楽な生活ができるように主治医の先生にご相談していったらいかがでしょうか。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:業界最大級の獣医師求人 株式会社TYL様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
◆モバイル◆
獣医師広報板
i-mode,au,soft-bank携帯対応獣医師広報板2D-code
docomo,au,soft-bank
スマートフォン対応
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンク広告募集サポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2019 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。