獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199910-214

レス、2題
投稿日 1999年10月26日(火)12時09分 プロキオン

10月25日の良さんへ

肛門線と避妊手術の件ですが、肛門腺の方は再生ということは
聞きません。手術の不手際で傷口が化膿するということはある
ようです。
避妊手術の方は開腹しての手術であるなら、あまり心配されな
くても良いでしょう。外部からの卵巣の破壊ということであれ
ば、多少なりとも考慮されておいて無駄ということもないかも。
再手術ということであれば、引き受けてくれる獣医師を捜すこ
とが大事です。料金もその先生に相談するしかないですね。

ただし、大事なことはこのようなことはめったにないことであ
り、良さんの心配は杞憂に終わる可能性の方が高いということ
です。

臭気の問題は、それがフェレットなのですから、臭いごと飼育
していただくしかないようです。
#肛門腺を除去しようと避妊手術をしようと臭気は残ります。
 程度がよくなりますが。
あまり、頻繁にシャンプーをすると皮膚からの分泌が増えて、
かえって逆効果になることさえあります。
臭気の問題はフェレットBBSの方でみなさんがどのような工
夫をされているかお聞きすると良いでしょう。

NSLの略号はショップに聞かれるのが早道でしょう。ニュー
ターやマーシャルのような生産農場や会社のことのように推測
していますが。


10月26日のdurillさんへ

住所がどちらか分かりませんが、犬パルボウイルスの侵入がわ
が国で確認されてから、すでに20年です。猫や豚等のパルボ
はそれ以前から蔓延しています。
コロナについては、いつからということが確認できないくらい
前から存在します。
どちらのウイルスもすでの日本中に蔓延していますので、「発
見」ではなく、地域的な流行が見られるようになってきたとい
う意味ではないでしょうか。

コロナウイルスは消化管粘膜を標的器官として増殖し下痢を引
き起こします。幼弱な動物が発症しますが、乳牛の場合は成牛
でも発症します。それもバケツで撒いたようなすさまじい下痢
で、集乳車が通った順番に隣家から隣家へと広がっていきます。
牛でも豚でも犬でも猫でも、流行性の下痢が見られた場合は、
原因の1つとしてこのようなウイルスが関与していることが多
いのです。
感染率・発症率は高いのですが、致命率がそれ程でもないところ
がすくいです。また、それが故に1つ確立した疾病として取り扱
われることが少なかったのです。
# 猫の場合はFIPがあるのですが、これは今回は省略。

「パルボ」は「最小の」という意味からであり、「コロナ」は太
陽のコロナからが命名の由来であると聞いています。

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