獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200001-195

安藤様
投稿日 2000年1月26日(水)19時45分 panchi

私は、猫といっしょに暮らしている者です。
獣医ではありませんが、書き込みをさせていただきます。

安藤様の書き込み・それに対する返答を見て、
私が受け止めたことは、
私は、人間です。
そして、私が生まれてから28年間生きている。
その裏側・背景には、動物の死という事実が存在している。

実際の数値としては、調べていないのでわかりません。
例えば、風邪をひいた時・胃が痛い時などに飲んでいる薬。
もしかしたら、その薬ができるまでに、命を絶たれた動物がいるかもしれない。
うちの猫の鼻炎のお薬ができるまでに、もしかしたら命を絶たれた猫がいるかもしれない。
あなたは、病気になった時、そうかもしれない薬に頼らず、生きるができますか?
自分が長生きをするということに対して、そうでなくていいと言いきれますか?

動物実験に目を背けているのかもしれません。

かわいそうだから、生きているものだからと言って、
動物実験反対を唱えることは、今の私にはできません。

それでも、私は、生きています。
で、どうする。
そういう背景をもって、生きている私はなにをする?
具体的な行動として、自分がなにを選んでなにをするか。
今の私は、そういうとこで見ています。

ただ、反対を唱えて、変化があるのでしょうか?

感情的になっているかもしれませんが、
あなたは、のた打ち回って、苦しんで死んでいく動物の死に立ち会ったことがありますか?
命が途絶える瞬間といっしょにいたことがありますか?
時間だけが過ぎて、息絶えていく自分の家族を
自分の手で救うことのできない悔しさ。

あんどうさん、個人へ問いかけします。
自分の生きている背景に動物の死が存在する。
あなたはなにを選んでなにをしますか?
この場合、団体の活動とは分けて考えて下さい。
あなたはなにをしますか?

動物実験での動物の死を無意味な死とするか、有意味な死とするかは、
あなたしだいだと思います。
あなたが、その死に対して、どういう意味を付けるだと思います。


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