獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200001-208

マルチレスです
投稿日 2000年1月27日(木)22時45分 ムクムク

Re:こんにちわ
1月27日発言のMEGUMIさんへ

 尿石症は食餌療法でコントロールできる場合があります。
 MEGUMIさんのトイ・プードル君は現在食餌療法で予防をされている
 ようなのですが、特に問題がなければそのまま維持されることをお薦めします。
 出来る限り副食のようなことは考えられない方がいいと思いますよ。

Re:餌付け猫と引っ越し・・・
1月27日発言のソノダ マユミさんへ
 猫のスプレー対策(おしっこかけ)で発売されているフェロモン製剤ですが
 引っ越しの際に散布しておくと、猫が新しい環境に馴染むのが早い場合が
 あるようです。 私などは移動用のカゴにもふりかけています。

Re:「実験動物」と「動物愛護・保護の疑問」
1月27日発言のケンケンさんへ
 カレー食いたかったです。
 野生動物の保護ですが、各自治体によってかなり対応が異なります。
 まだ工事中なのですが、以下のページを作っています。
http://www.vets.ne.jp/wild/
 各自治体の野生動物保護の窓口に、このホームページのスタッフが
 電話で確認を取りながら調査しました。
 私の地方では、地域の獣医師会が嘱託されており、多くの先生方が
 野生動物の治療に取り組まれています。
 東京は未調査なのですが、厳しい対応のようですね。

Re:うさぎの陰睾について
1月26日発言のうさうささんへ
 陰睾の問題は腹腔内の取り残された睾丸が癌化する可能性があると事と
 いえます。 ただ、癌化するにはかなりの期間が必要です。
 犬や猫に比較するとウサギは寿命が短いといえますので、陰睾が問題に
 なるかといえば少し疑問でしょう。
 ウサギの陰睾についての症例をご存じな先生がいらっしゃいましたら
 御発言下さい。

Re:犬の網膜剥離について
1月25日発言の河野さんへ
 網膜剥離ですか、ご心配でしょうね。
 眼科は私の数多い不得意分野の一つで、以下は専門書の書き写しになること
 をお許し下さい。
 網膜剥離は神経網膜が網膜の色素上皮層ではがれた状態をいう。
 網膜形成不全など先天性の奇形に伴うことが多い。 また、炎症、眼内炎、
 腫瘍などによる局所的な圧迫、外傷などによっておこる。
 (講談社−イラストでみる犬の病気)
 眼科が得意な先生が読まれていましたら相談に乗ってあげてください。

Re:教えてください。
1月25日発言のナナちゃんへ
 犬の交尾ですが雌の状態が重要となります。
 発情開始後一定の日数経過しないと排卵や雄の許容しません。
 排卵日の想定ですが動物病院で検査してもらってください。

Re:いぬのしこりについて。
1月25日発言のみほさんへ
 顎以外にも2ヶ所しこりがあるというのは心配ですね。
 腫瘍を注射器で吸飲して細胞を採取し、病理検査をすることは病院に
 よっては行われています。 先生に相談してみてください。

Re:猫の3種混合ワクチンについて
1月25日発言のJUNさんへ
 猫の3種混合ワクチンですが、多くの先生方が成猫になっても一年に
 一回の接種されています。 ただ、先生によってタイミングが異なり
 ますので、実際に接種を予定されている病院で相談されるようにお願い
 します。

Re:ありがとうございました。
1月25日発言のてるさんへ
 環境の広さも関係している場合があります。 十分な広さがあればスト
 レスも少なく、つつきあったりしないかもしれません。
 そのようなことも検討してみてください。

Re:教えてください
1月25日発言のもりつまさんへ
 飛ぶ際に開口呼吸というのが正常とも思えません。
 一度主治医の先生に診てもらわれたらいかがでしょうか。

Re:にわとりが不調
1月25日発言のとうしこもんさんへ
 あらゆる疾病で起立不能は起こり得ます。
 現在も継続しているようでしたら、鳥の診療を得意とされる先生に
 診てもらってください。

インサイダー情報について
 組織・団体名は伏せますがなどという書き込みをその組織・団体の通信
 環境からされても、インターネットでは発言記録に組織名が残ります。
 また、獣医師広報板は投稿方式をとっており、すべてのボランティア
 スタッフがその審査にあたっていますので、イヤでも組織名を目にして
 しまいます。
 意見交換はあくまでもご自身のご意見を書かれ、インサイダー情報の
 ようなことはやめていただきますようお願いします。

Re:骨肉腫の病理検査について
1月24日発言のだんなさんへ
 私たち町の臨床獣医師は病理診断は大抵専門家にお願いしています。
 事情がよくわからないで推定するしかないのですが、14日目の
 診断は病理標本を作ってくれた検査センターの診断、一ヶ月後の
 診断は別の病理医の判断ではないでしょうか。
 同じ標本でも病理医によって判断が異なることはありえます。

Re:顔を洗う方法
1月24日発言のKumiさんへ
 そんなに注意しなくても私はいいのではないかと考えます。
 実際自然では川にだって飛び込んでブルブルを体を震わして水を
 飛ばしているでしょうし。
 このホームページのペットフォーラム・フェレットBBS
http://www.vets.ne.jp/bbs/c_1400.cgi
 にはフェレット飼育のベテランの方がいらっしゃいますので、
 そちらでも質問してみてください。

Re:猫のおねしょ
1月24日発言の月子さんへ
 一時的なものならそんなに心配ないと思うのですが、継続する
 ようなら尿路疾患の疑いもありますので診てもらわれた方が
 いいと考えます。

Re:最近ネコの手足がハゲて来ています
1月23日発言のトラ子さんへ
 猫の真菌症ですが、皮膚糸状菌症とよばれています。
 好発部位は顔面や四肢、尾などです。 皮膚病部は丸く脱毛する
 ことがあります。 また、人も感染することがあるので注意が必要
 です。 簡単な検査で診断がつきますので、早い目に動物病院で
 ご相談下さい。

Re:獣医の専門性について質問です。
1月22日発言のぴーこさんへ
 小動物臨床分野では、現在動物種別に受け付けているのが現状です。
 この場合、猫専門とか鳥類専門、エキゾチックペット専門などが現れて
 います。 科目別では眼科とか皮膚病、問題行動、腫瘍などを得意と
 される病院もあります。 将来的には専門医制度が確立されでしょうが
 現状では得意分野をそれぞれが広報している状況です。

Re:ジャンガリアンハムスターについて
1月21日発言のtoshiさんへ
 しこりですが、腫瘍(悪性or良性)、化膿、炎症などが疑われます。
 診察を受けられることをお薦めします。

実験動物について
 それぞれについてかなりイメージが異なるのではないかと思います。
 今は実験動物に関する専門の学会まである状態ですので、私の考えは
 町の臨床獣医師の一意見です。
 私にとって一番身近な実験動物は、新薬の発表の際にデーターとなって
 レポートされている動物たちです。
 データーはワクチンの抗体価であったり、治療効果の数値化であったり
 します。
 私たち臨床獣医師はこれらのデータを判断して薬物を採用するか検討する
 わけです。 そういう意味ではこれらの実験に使用されている動物は
 遺伝的にかなり近い、個体差の出にくい動物たちと想像しています。
 ただ、動物を使用しての実験はこのような薬物実験だけではありません。
 例えば先端医療の臓器移植なども、いきなり人間で行うわけでなく、動物
 を使用して事前にスタッフが訓練するようなこともあると思います。
 また眼科医が、いきなり人の白内障手術をするわけでなく、動物を使って
 テクニックを修練してこともあるでしょう。
 他にも動物が使用されている局面はあると思います。
 私は獣医科大学に進む前に農業高校の畜産科にいましたが、記憶の残って
 いる動物を使用した実習はブタの解体でした。
 自分たちが出産に立ち会った子豚を育てあげ、検査員の立ち会いの上で屠殺し、
 解体、精肉化、ハムやソーセージを製造するのです。
 当時は冷蔵設備が無かったので、肉の傷みにくい厳寒期に行うのですが
 足下は血を流すために水浸しの状態、がたがた震えながら実習を受けた
 記憶があります。 動物の死の際は、先生以下生徒全員頭を垂れるのですが
 解体や加工品の製造となるとこれは生産の喜びとなります。
 自分で作ったハムソーセージは本当に美味しかったです。
 実験・実習が役に立つかどうかは、それを受けた学生生徒しだいでしょう。
 考えてみると私が今あるのも多くの動物のお陰といえます。
 しっかり頑張らなきゃ申し訳ないですね。

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