獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200004-342

ぼたんインコとリウマチでお困りの方へ
投稿日 2000年4月28日(金)15時23分 くらら

鳥飼のくららともうします。

#ぼたんちゃんがんばれ!!

ご心配でしょう、
私もかつて、病鳥の看護をしました、お気持ちは十分わかります。
厳しい意見とお思いになられると思いますが、
かなり危険な状態とお考えください。

33グラムが生死の境界線です。
これ以上の体重減少をなんとしても止められるよう努力しましょう。
人なら点滴に当たる、砂糖を溶かしたお湯(暖かい)を飲ませて、
ガソリンの補給をしてください。
鳥はあの体温を保つため、常にエンジン全回転状態なのです。

できるなら、食べる物を病鳥食に変えましょう。
病気の鳥用のパウダーフッドがあります。
どちらにお住まいなのか分かりませんので、売っているお店の事が書けませんが、
大きなショップとか、デパートの小鳥コーナーなどにあると思います。

つい数日前まで、友人のおかめの雛ちゃんの具合が悪く、
そのうが餌で充満していて、とっても危険でした。
危なかったのですが、今は元気で過ごしています。
あなたも、しっかり看護してくださいね。友人は3日間ほとんど寝られなかったそうです。

栄養状態が悪いのでしたら、栄養状態をよくしてあげれば食欲も出るでしょう。
できるだけ栄養のバランスの良い、消化の良い物を食べさせてください。
粟玉を煮てどろどろにして、お粥状態で食べさせる方もいらっしゃいます。

あなたが与えている今の餌では、カルシウムが不足していると思います。
そこで、ボレー粉(必ず良く洗って乾かした物)を砕いて粉にした物、卵の殻を砕いた物
などを混ぜて食べさせてください。日光浴なども必要ですよ。

甘みのない(味のついていない)赤ちゃん用のカルシウムウエファースには
カルシウムと、骨の沈着を良くするビタミンD3が含まれています。
味のついていない物が手にはいるようでしたら、食べさせてあげてください。
そんなにたくさんでなくてもいいですから。

#犬のリウマチ

人を診ています。
人の場合もリウマチは辛く悲しい病気の一つです。
リウマチの痛みは、自分のリンパ球が骨を破壊する時の痛みで、とても激しい物です。
人の場合も、男の方が涙をながすと言われるほどに辛い痛みです。
あなたの大切なパートナーは、
リウマチの検査をお受けになって、
慢性関節リウマチの診断がなされたのでしょうか。
そうであれば、小さいからだで痛みを耐えているのかと思いますと、
大変にかわいそうに思います。

あなたがこれから起きてくるだろういろいろな出来事に対して理解してください。
まず人工関節の置換ができないと、足を使った動作に影響がでます。
一番怖いのは首の骨に変形がくることです、
気を付けてあげてください。

そしてどんな場合でも決してあきらめないでください。
あなたがあきらめると、パートナーはどうしていいのかわからなくなるでしょう。

痛がったりしていませんか?
この病気はかなりの痛みが伴います。
病気が進行している時はなおさらです。
痛み止めなどを処方していただかれてもいいかと思いますが、
獣医さんとご相談になってください(私は犬のことがわかりませんので)、

関節が赤く腫れて熱をもっているような時は、
湿布もいいと思います。
暖かくても冷たくても大丈夫です。

歩くのが辛いと、散歩もできません。
人の場合は温泉などに浸かって、浮力を利用して歩いたりします。

お薬ですが、獣医さんとご相談になってお決めになってください。
リウマチが軽ければ、痛み止めぐらいでいいのですが。
進行の早い場合は、免疫に関するお薬や、ステロイドを使います(人の場合)、
どちらも大変有益なお薬ですが、反面危険なお薬でもあります、
もしおのみになる場合は獣医さんのご指示をお守りになってください。

とりとめもないお話でごめんなさい。
参考になれば幸いです。
おだいじに。


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