獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200005-131

いろいろ
投稿日 2000年5月11日(木)23時56分 はたの

真理さま
 ご相談をダシにして重いハナシに発展させてしまってごめんなさいね。

sutemaru様
 定量的に表すのは困難ですし、ご指摘のような種差もありますので、最後は
「感じ方の違い」に帰着してしまいそうなので、あまり強く主張はしませんが、

>動物は種類にもよりますが人間と違って、性衝動を持たせたまま、性行為を
>禁じるとしても一年の内のほんの一時期ですし、後は関係ありません。
にはやや疑問、です。少なくとも問題となりがちなイヌネコでは繁殖の季節性は
相当に弱まっていますし、「繁殖力が強い事も家畜として成功した一因」なので、
雄は一年中、どこからか漂ってくる雌の匂いに悶々としているのでは? 

>純粋でも、繁殖のチャンスが一生持てない子だっていますし(*^^*)
 これも論旨がズレていませんか? 繁殖させないなら、純粋でも去勢、を
推奨しているのですが・・・。

>殖やす気もないのに去勢しないのはかえってかわいそうという考えもあまり持っていません。
>何となく人間的な考え方のような気がしてしまうのです(*^^*)。
 逆のような気がするんですけれど。睾丸や子宮や卵巣にアイデンティティをかぶせる
ことこそ「人間的な考え」ではありませんか? 
 
 全個体が性的に成功するのは自然ではありませんが、
性衝動があるのに「性的に成功するための競争への参加すら規制される」のは、
「人間的な」つまり知のレベルではなく生理的に問題があるような気がします。
 雄の鳥のさえずりを禁じるようなものですから。
 さえずっても雌が獲得できない状況は自然でも有り得るのでまあ諦めてね、
ですみますが、さえずりを禁止するのは重大な葛藤を引起こすでしょう?
 イヌネコの雄にとっては、コンディションにある雌を探して徘徊するのが
鳥のさえずりに相当するでしょう。雌と巡り合っても忌避されるとか他の雄に
追い払われるとかはオーケイでも、徘徊そのものの禁止はつらい、と。
でも、徘徊は、当節、安全性その他の理由から禁止せざるを得ませんよね。
 かなりのストレスではないでしょうか?

yuri様
 目が開くとか、羽が生えるとかが「何日目」に生じるのかはあんまり気になさる
意味がないように思います。とりあえずはちゃんと加温して健康に育てること、
どういうプランで野生復帰を試みるのかを計画しておく事(あるいは終生飼育の決断・法的手続きをとること)
のほうが体勢ではないでしょうか。

moru様
>今日のはどす黒い赤茶色の糞で、おしっこも茶色っぽいです。
>あと、おしっこが泡立っていたりふんぎりが悪くて糸をひいていたりする事もありました。
 糞の色に変化があること自体は必ずしも病気とは限りませんが、尿に色が着くとなると、
かなり深刻なトラブルの可能性が高いと思われます。尿が泡立っていたり、糸を引いたりは、
単純かつ軽度な脱水でも生じますが、やはり深刻なトラブルの前兆かもしれません。
 鳥を診る事ができる獣医師の診察を受けられることをお勧めします。それも可及的速やかに。
 軽い脱水+リンゴの皮の色が糞に出た、ぐらいならいいのですが・・・。


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