獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200005-222

マルチレス
投稿日 2000年5月17日(水)11時33分 プロキオン

5月16日の harumiさんへ
ハムスターが鳴くというのは、飼育者のあいだでは雌が発情し
ている際に鳴くことがあると言われています。
むろん、発情に関わらず鳴くこともあります。どちらも何かに
興奮して落ちつかない状態にある時のようです。回し車で鳴く
のなら、連れ合いを捜してなのか、何かから逃げようとしてい
るのか?
まあ、どちらにしても呼吸器の異常音でないかどうかは気を付
けていて下さい。

5月16日の 妙子さんへ
調査地域が6ケ所ですので全国的とは言えません。未調査の県
の方が圧倒的に多いので。「こんなところでも」というくらい
かな。
「免疫がある」という理解の仕方ですが、これも個々の犬によ
って異なります。多くの犬は感染阻止可能なレベルの抗体価を
獲得していると思われますが、病原体と接触した事実があると
いう意味での発表になっています。
どこの県が感染の危険があるのかということは、差し障りがあ
りますのでちょっとご勘弁願います。大きな河川があって都市
化が進んでいないところに常在化しやすい傾向があります。
犬を連れてお出かけの際、気になるようでしたら主治医の先生
に申し出てワクチンをご利用下さい。

5月16日の ロッキーさんへ
フィラリア症における咳は心臓の機能低下によって、肺が鬱血
状態をきたして咳が出ます。血流の流れを改善してあげれば、
咳は治まります。
この場合、心拍数をあげる・心臓の収縮力を強くする・血管の
拡張を図る等の薬剤が選択されますが、心臓自身に長年に亘る
ダメージが蓄積されていて、効果が見られなかったり、かえっ
て心臓を弱めてしまう場合もあります。私でしたら 高齢犬で
すので、遠回りに思える薬剤から選択すると思います。
# 循環器にかかわるお薬の場合、その選択とさじ加減は外科
  医のメスさばきに匹敵することがあると考えています。こ
  れは、寿命を縮められたかなという症例を目にしたことが
  あるからです。
そして、これは根本解決ではないのですが、QOLの意味あい
から、脳における発咳中枢に作用する薬もあります。原因が改
善されるわけではないので、お勧めはできませんが。

5月17日の サトウさん
現在診療中の動物に対して口を挟むべきではないと考えますが
老齢の雌猫ということなので、「巨大結腸」の疑いがないのか
ちょっと知りたいです。
血液データに異常がなく、排尿はある、食べない、便意はある
が出ない、少なくとも便秘状態にあることは間違いなさそうな
ので、関連疾病としては検討してみても良いのではないかと思
います。

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