獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200006-166

発言よろしいでしょうか?
投稿日 2000年6月10日(土)20時25分 おとら

もう既に二匹の猫の里親となっているおとらです。
うちに一匹目が来た時、彼は弱虫な野良猫で他のオス猫に後頭部を噛まれ重傷を負い、治療費は去勢代、ワクチン代等を含めると10万円は下らなかったと思います。
うちもお金に不自由してないわけじゃ無いから、大金はたいちゃったなとは思ったけど、お金が惜しいとは思わなかったですね。昔から動物病院は保険が利かないから高いという意識があった事も助けているのかなぁ。
二匹目は野良猫の仔供で生後二週間で交通遺児になったコで、引き取る生後四ヵ月半までは猫好きの若夫婦+子供三人という家族が必死で育ててくれました。(四匹も。結局そこの家で一匹、奥さんの実家で二匹引き取りました。)
そこだって県営の住宅に住む決して裕福な家では無かったけど、仔猫が具合が悪いとすぐ病院に駆け込んでくれる模範的な飼い主でした。
要は認識の違いなんでしょうね。中にはよんどころ無い理由を持っている人もいるでしょうからあまり強いことも言えないけれど、そういう時は掛かる獣医に医療費の限度額を提示しても良いと思います。たとえば癌など長期に渡って高額な治療費が掛かるような場合とか、大きな手術をしなければならないとか。そういう場合は獣医に相談するのは悪いことではないと思います。
私の場合、今このコたちがココにいてくれて本当に良かったと思っていますし、感謝もしています。もう「人間の家族」以上の存在でもあります。その大事な存在が獣医の診立てが必要なら迷うことなく、キャリーに押し込んで車をとばします。(うちも掛かり付けは車で二十分です。医者を換えるというのは勇気がいります。)代わりの猫は五万といますがこの子達はかけがいの無い特別な存在です。
地域格差や個人の育ってきた環境の差など人によって区々ですが、大切だと感じるようになった相手に対して出来る限りのことをしてほしいと思います。生き物ですからね。それが無理なら、今流行りのコンピューター仕掛けのペットで我慢していてもらいたいです。
でも、あくまでも「その人が出来る限りの事を」ですよ。「許容範囲」を越えると悲劇が待っているだけですから。



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