獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200008-242

ホント、お節介なおとらです。
投稿日 2000年8月21日(月)22時49分 おとら

猫のお使いさんへ。
生後間もない猫に対し、仰々しい名前の病名がいくつも付いてしまうなんて、飼い主としては頭がクラクラする思いでしょうね。同じ猫飼いとしては、自分がその立場に立ったらやはり何軒か獣医を廻り納得いく説明、診断を下してくれる医者を捜すと思います。
ご自身が納得いく獣医にめぐり合えたことはとても喜ばしいことです。
ただ、一つ気になった件が・・・。
先天的な奇形の疑いがあると言われた事に対し、猫のお使いさんはとてもご立腹のようですが、そのコのその後の猫生、ケチが付く付かないは単に飼い主の義務と責任と何よりも愛情の深さで左右されるものと理解しております、私は。
交通事故で五体満足な身体が欠落をしても、生まれつき両眼が無くても、その外見、血統証の有無、見栄えに関係なく飼い主次第で猫は幸せにも不幸せにもなります。
もし、貴方に納得のいく説明をされた獣医が下した診断がのちのち覆され、やはり先天性のある奇形が体のどこかに有ったとしたらどうでしょう?
成長すると共に表に出てくる病気も有ります。どうか、猫にとって最後まで良き飼い主であられるようお願い致します。

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