獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200010-204

避妊手術中の突然死について
投稿日 2000年10月18日(水)10時47分 りんママ

いま、避妊手術と手術中の突然死について話題になっていますが、少し前に書き込みいたしましたが。
私は5年前に愛犬(17歳没)を癌でなくしました。
この子には13歳15歳2度にわたり手術をさせました。内容は、1度目は子宮蓄膿症(破裂寸前でした)と乳ガン
2度目は乳ガンの再発です。
3度目は朝突然腰がたたなくなり絶叫し急いで病院に連れて行ったのですが、高齢のため手術はできない
このままの状態であれば夕方には逝くでしょうとの診断でした。
しかし、かなり我慢強い子が(手術の麻酔から覚めた後も全然泣かない)絶叫している状態で、そのまま衰弱させて逝かすのは耐えられませんでした、手が付けられないのであればと安楽死をお願いいたしました。
問題は、ここなのです。過去2回の手術をしていただいた先生(2度とも手術立ち会いOK。母が元外科看護婦で多少知識あり、手術、治療方法など説明をして頂けた。)はその病院を辞められており先生が交代していた。
たとえ成功率がほとんどなかったとして、手術中に逝ったとしても(自分のエゴかもわかりませんが)後悔はなかったと思うのです。
実際には17歳には見えないほど元気でしたから、もしかして手術をお願いしていれば、もう少し長生きできたのではないかと思うのです。
実際にはもう少し早く具合が悪いことを気がついてあげればよかった。無知の怖さです。
今年の初めに会社の近くで野良犬の子が生まれ里子でもらってきて、育てております。
前の子が老犬になって雌犬特有の手術をさせたことを考え、今の子には避妊手術(今年の6月、6ヶ月齢)を受けさせました。
今度の病院の先生は手術立ち会い不許可だったので、手術内容を確認し(卵巣のみ摘出、千滴手術は行わない、手術当日1泊)
緊急連絡で携帯番号を渡していたにも係わらず、翌日病院開院時間に迎えに行くと、片方の卵巣が癒着してとれなかったので子宮をとったとのこと。
手術内容について食い下がってみたけれど結局納得のいく説明が出ないミスとも言わない。癒着してしてとれなかった、手術中で連絡できない云々、こちらにしてみればすべて言い訳。
卵巣が残っているのならば、輸卵管の処理など説明???今でも納得できない。
他の先生に確認すると、手術をした本人でないとわからないので本人に聞いてほしい。
その本人が納得のいく説明ができない場合、誰に聞けば教えてくださるのでしょうか?
もし卵管が残っていた場合発情がおきる可能性がある。今の段階では何ともいえないが、この場合明らかにミスでしょうとのことでした。ここでは避妊手術も開腹はせずインプラント方法又は注射によるものを行っているとのことでした。
いつでも元の状態に戻すことができ、手術を行わないので患畜の負担が少ないとのこと。
たかが避妊手術、されど避妊手術です。カルテの開示も拒否されるし。たとえ避妊手術でも立ち会いの出きる病院が望ましい。
やっぱり獣医の選択は重要であるがその選択肢は非常に厳しいものであることを痛感しています。
後になって知りましたが、犬猫が苦手なら動物病院の看板を出さないでほしいです。
前の子のかかっていた病院の先生が家庭の事情で辞められ、そのため今回の病院に患畜が流れていたとのことでした。
先生に納得のいかない方は病院を変えられていたし、先生の腕で繁盛でなかったよう、悔やまれます。
得意分類が明示できれば良いのですけどね。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。