獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200010-77

少し、追加させてください
投稿日 2000年10月7日(土)20時13分 Suzuka

はたの様がほとんど書いて下さったのですが・・・

私がチワワに使ったのは、香り噴射タイプで最も有名なア◯アストップという
ものでしたが、これはマイクが吠え声をキャッチすると香りが噴射されるもの
でした。 実際に使った印象としては、誤作動が多い(他犬の吠え声に反応し
て噴射してしまうのみならず、吠えてもいないのに呼吸音や首輪と頚の摩擦音
にも反応して噴射されていた)ことと、故障が多い(室内でしか使用していな
かったにもかかわらず保証期間の1年以内に4回も修理に出さなければいけな
かった)というかんじでした。 また、20回程度の噴射がおきるとスプレー
タンクが空になり、吠えても噴射反応がなくなりますので、犬の中には『沢山
吠えれば、この香りが出なくなる』ことを覚えて、かえって張り切って吠える
こともあると説明書に書いてありました。

電気ショックタイプは、私の友人がLレトリーバーに使っているのをみました
が、咽喉の振動に反応してショックがかかる仕組みの為、誤作動の心配はない
ものの、犬によっては、吠える→ショックがかかる→悲鳴をあげる→悲鳴に反
応して再度ショックがかかる・・・という恐怖の悪循環になってしまうことが
あるので、最初は人間が側についていてこのような時に対処してやらないと、
いたずらに恐い思いだけさせてしまうという可能性があると思いました。
ただ、中には、安全装置(連続しては◯回以上のショックがかからないように
セットできる)がついているものもありますので、そういうものを用いれば、
この悪循環の恐怖については回避できる問題だとは思います。

いずれにしても、トロロ様の場合には、側に人間がいないときに吠えていると
のことですので、実際の作動時に監視できない訳ですから、どのタイプをお選
びになるにしても、確実性(いくら安全でも効果がなければ何のためにつけて
いるかわかりませんから)と安全性(電気ショックタイプでは健康を損ねるよ
うな基礎疾患がある場合など)を考慮して、御愛犬と御家庭にとって最も適当
な方法を選んであげて下さい。

御近所に菓子折り(今、がんばって躾けていますので、いま少し暖かい目で
見守って下さいと申し添えて)・・・というのも、有効な補助手段だとも思い
ますよ。

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