獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200012-56

鳥の視力について
投稿日 2000年12月7日(木)12時29分 えびを

はじめまして、えびをと申します。
すみません、初めてここに発言するのに、ちょっと長い事を書いてしまいます。
いつも病院で聞こうと思っていることがあるのですが、辛そうに闘病している相棒を目の前にすると全部忘れてしまうんです。冷静でいられる内に、と思ってこちらで聞いてみようと思い立ちました。

私の相棒のセキセイ(雄3歳)が入院しています。左目眼窩浮腫、両目失明、嘔吐という症状が出ていて、強制給餌と投薬治療を受けています。強制給餌しても吐くそうです。原因はレントゲンでは突き止められませんでしたが、強い吐き気があるので、脳に原因があるのでは、ということでした。
今もまだ嘔吐を繰り返しているのですが、本人も食べようとしているし、左目の浮腫も少しずつですが治まってきているので、光明が見えてきている、というところです。私も辛い気分だけ抱えている状態から、ようやく脱出できました。

それで、うかがいたいことは、視力のことなのです。
今は全く見えていません。右目は辛うじて明暗を感じる程度には、視力は残っているようです。
真っ暗闇の中でも食べていた子なので、視力が回復しなくても食餌はできると思うのですが、「見えない」という負担がどのくらいかかるのか、分からないのです。
脳に障害が出て失った視力は、その病気がいくらかでも回復すれば、戻るものなんでしょうか?
それこそ、病気によるとしか言えないでしょうけど…戻る可能性はあるのでしょうか?

入院先のキャリーでは、せっかく食べる気があっても失明している状態では餌の場所が分からないから、いつものかごに入れてみましょう、と先生がおっしゃったので、かごを持っていきました。それで餌の場所は認識できるようになったようです。
ところでこの子、粟穂とカナリーシードが大好物なのですが、ウェイトオーバー気味なので控えめにしていました(病前42g)。
食べられるなら何でもいいから、とかごを持参した時に餌箱にいつもの餌をたんまり入れたところ、この期に及んで、選り好みして「カナリーシードだけ」食べていたそうです。視力に頼らないで選り好みできるんですね……鳥の感覚ってすごい。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。