獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200104-3

マルチレス
投稿日 2001年4月1日(日)13時46分 プロキオン

3月31日の jyunさんへ
動物病院の診察室なのですが、飼い主さんから隔離しての診察は珍しいことで
はありません。動物病院のモデルにされることが多い特定の病院があるのです
が、そこがそのようなシステムをとっているからです。
動物はなにかあった際に飼い主に助けを求めることが多く、飼い主がそれに応
じてしまったり、飼い主に依存して強気の行動にでることがあるかあるからで
す。検査や処置に無用の時間をかけない、アルファシンドロームを助長させな
い等人間と動物の本来あるべき関係を損なわないうえで効果があります。

また、犬であろうと猫であろうと、幼い頃からワクチン接種を受けている必要
があり、動物病院が疾病罹患時が初体験であってはならないわけです。何回か
病院に通っている経験があれば、病院にもスタッフにもお馴染みであって、動
物の方もあまり不安を感じないでいてくれます。このような場合は、飼い主の
姿が見える見えないは大きな意味をもちません。

実際問題としては、まだまだ動物と飼い主とのつき合い方に誤解をされている
飼い主さんが多いので、そちらに対応されたシステムをとっているということ
なのだと思います。飼い主さんの存在が必要と判断されたときは、中へ入れて
くれるはずですよ。

3月31日の ぐっちょんさんへ
今回の書き込みを拝見した限りでは、訴訟にはできないのではないでしょうか。

12歳のポメラニアンで歯石とりというのであれば、抜歯しなくてはならない
歯が存在するであろうことは容易に推測できます。
犬の場合は、いわゆる虫歯はあまりなく、殆どが歯石や歯周病です。歯根から
歯肉が遊離して、歯は支えてくれるものがなくてグラグラしてしまい、犬にと
っては非常に不快で痛みも伴います。そのまま放置を続ければ、根先に膿瘍を
形成したり、顎の骨の融解にも進みますし、全身状態の悪化を引き起こす例す
らあります。
このような場合ですと、依頼は「歯石とり」であっても、抜歯や口腔内の消毒
や抗生物質の投薬も 獣医師の取るべき処置といえます。
逆に考えると、依頼内容が歯石とりだからといって、そのような問題を放置し
ておくことの方が望ましいとは言えません。

その時点で電話で許可をとって欲しいという思いもあるかもしれませんが、歯
石とりは全身麻酔下で行われているので、私でも電話より現場の処置を優先し
ます。結果としては事故承諾になると思います。
また、その日はそのまましておいて、後日あらためてという考え方もあります。
これも一つの方法ではありますが、犬本人と飼い主さんの負担を考えると、や
はり次善の策と言えます。

要は、歯石とりの際に抜歯しなくてはならない歯を持った犬が、当たり前にい
るということなのです。本来は事前に「必要な場合は抜歯しますよ」とその都
度ひとりひとりの飼い主さんに告げておかなければならないところが、毎度の
ことなので、おろそかになってしまっていたのでしょうね。

犬本人の立場で考えてみれば、おそらく抜歯して貰った方が良い結果だったと
私は考えます。
あくまでも「獣医師のかってな処置なので訴訟」というのであれば、件の獣医
師がどこの誰かも知らないし、特別な義理もありません。それを止める理由も
ありません。
しかしながら、再度、犬の立場から見てみると「抜歯という処置が必要な歯」
にされてしまったことについては、誰に責任を問えば良いのでしょうか?
獣医師の説明不足はあったとしても、結果としては これで良かったのではな
いでしょうか?


3月31日の るんばさんへ
光に対して瞳孔が縮小しないのですね? それは両方の目がそのような状態な
のでしょうか?
片方の目が反応しないというのは、遭遇したことがあるのですが。私の経験し
た症例の猫の場合は、治療に反応してくれなくてこまったのですが、なんとな
く程度が良くなったかないう感じでやがて普通の状態に戻りました。でも、
2〜3月したところで、今度は反対側の目が同じようになりました。飼い主さ
んは 「またそのうち良くなるんじゃない」と言っています。原因が分からな
いだけに 私には不安があるのですが。

できれば、るんばさんには 眼電図がとれる病院で詳細な検査を受けて欲しい
と思います。もし、失明しているのであれば それなりの接っし方をしてあげ
て欲しいと思います。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。