獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200105-130

とある獣医学生の感想&意見
投稿日 2001年5月12日(土)19時04分 月代(つきしろ)

初めての方は、はじめまして。
獣医大学に通う4年生の月代です(^^)

>えむさん
わんこさんをはじめ、次々と記事に返されるレスを見ても信頼される獣医師さんが多く必要とされていることがわかります。
こういった記事を目にするたびに、その要望と期待に応えるためにももっと沢山の事を知り、しっかり勉強しなければと思っています。

>パスツレラ症について
私はまだ学生なので、掲示板に症例について書き込んでも、違法行為にはならないと思います。
(獣医師の方々の中には、掲示板でレスをすることが宣伝営業行為として咎められると指摘する方もいます)
私の持つ教科書には多くを書いてはありませんので、これから情報媒体を調べて必要とあれば質問者にメールで報告させていただこうと思っています。
ですのでさらに詳しく訊きたい場合は、私のメアド宛にアドレスを送ってくださいね(^^)

パスツレラ菌はかなり古くから病原性を重要視されていた細菌です。
「パスツール」という細菌学者名をご存知でしょうか?フランスに細菌研究所を設立した有名な方です。
パスツレラ菌は多くの哺乳類、鳥類、魚類にも感染し、菌種によって様々な症状を引き起こします。
それゆえ細菌感染症は、まずその菌種を特定することが重要です(菌の同定)
菌種の特定されている菌で、動物から人へ感染する菌は七種あるとされています。
その中でほとんどの症例は一種の菌によるものです。
この菌に感染すると、悪性の風邪のような症状を表わします。抵抗力の弱い子供や老人は死に至る事も……という噂は、ここからきたものと思われます。
細菌ですが、同様にウイルスのインフルエンザで亡くなる方がおりますから。
しかし万人がインフルエンザに感染することがないように、万人がパスツレラ症に感染することはないと思います。
ただ抵抗力の落ちているとき、疲労時や病気の時などは、犬や猫とのチュウを避けたほうが良いですねヾ(;´▽`)ゝ

>すばるさん
私はまだ学生ですが、何か参考になればと思って感想を伝えようと思います。
一口に動物病院といっても、実に多種多様な病院があります。
一般に犬猫を診療する動物病院、鳥や小動物を専門とする動物病院、さらにその病院を運営する獣医師の先生にも色んな方がいます。
個人が経営する病院ならば、経営方針にも個人差があって当然というわけで、その病院が必要とする人材もまたそれぞれの病院によって異なります。
まず、貴方が勤めたいと思う理想の環境を見つけることから始めてはいかがでしょうか。
ペットのサイトでよく見かけるんですが、ATならば務める動物病院、トリマーなら務めるペットショップを数年で点々とされる方が大勢います。
その点々とされる理由は、本人と勤め先の経営方針が合わないためです。
動物にかかわる仕事に就きたいとすでにお決めなのでしたら、自分がどういった未来像を希望するのか理想を明確にすることが大事だと思います。
それから自分の理想に合うと思われる病院・勤め先を探す、探して見つからなければ自ら自分で作ってしまう。
難しい選択かもしれませんが、頑張ってください。
応援しますし、必要であれば協力させてください。諦めないでくださいね(^^)

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