獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200110-58

狂牛病は行政責任
投稿日 2001年10月6日(土)07時51分 パールちゃん

国民の口に入るものの安全性を確保するため、国には責任があります。
今回の狂牛病問題はまさにそのことを問われているのであって、
個人個人が気をつければいい風呂転倒や交通事故やモチ窒息とは同列では語れません。
リスクを気にする人は摂取しなければいいということでもありません。
なぜなら、何がリスクなのかも国民にはよく知らされていないからです。
現時点で肉・牛乳・乳製品は安全だと言い切ってしまう、それこそがリスクです。
その言葉を信じてしまう国民がいることもリスクです。
一昨日あたりから言われはじめた加工食品・食品添加物について、
初めて「えっ? 」と危機感をもった人もいると思います。
牛エキスのうまみ成分は数多くの食品に使用されています。
ひとつひとつ名をあげていったら、一億総ベジタリアンにならざるをえないほどの品数になります。
また、とろみ成分の元であるゼラチンがベビーフードやアイスクリームの安定剤として使用されていることなど、
思わぬものに姿を変えて牛は私たちの口に入っています。
知らないうちに摂取している、これこそが脅威なのです。

ゼラチンは牛の皮膚から作ります。
皮膚には異常プリオンは蓄積せず、感染部位ではありません。
しかし、現状の屠畜方法・解体方法では、この部位なら安全という部位はないのです。

昨日やっと農林水産省と厚生労働省が初めての会合を行ったとのことです。


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