獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200110-6

マルチレス
投稿日 2001年10月1日(月)12時24分 プロキオン

9月30日の たぬさんへ
狂牛病へのレスや書き込みをしていた手前私がレスしますが、御質問内容につ
いては正確なところは分かりかねます。

この疾病について最初の質問があった際のレスにも書きましたが、いろいろな
動物への感染試験が実施されており、犬にも猫にも感染しないという結果が報
告されました。しかし、猫には感染が成立して発病することがそれ以後に明ら
かになっています。緬羊のような本来の感染者とその捕食動物において相互に
病原体プリオンが行き来すると理解されています。
この場合の捕食者とは、個人的には狼も入ってしまうのではと私は個人的に考
えています。
実際問題としては、96年当時、農林水産省はイギリスからのペットフードの
輸入は禁止したと発表していましたが、これは自粛通達だったらしく、ある会
社では「当社の製品は処理基準に適合していますので、安全です」と広告を出
していました。
この事例では、そのメーカーと輸入代理店は犬への感染の危険を想定していた
ということになるかもしれません。あるいは、単に自社製品の安全性をアピー
ルしたかっただけとも考えることはできます。
どちらにとるかは、飼い主さんが御自身で考えることです。

例え、プリオンが存在していても確実な処理が実施されていれば、それは問題
とはなりません。逆に知らないうちに原料が汚染されていることの方がよっぽ
ど恐いことです。
たぬさんは肉骨粉を気にされておりましたが、今後発売される製品も 今流通
している製品も「肉骨粉」と原料表示することはないのではないでしょうか?
原料肉そのものが汚染されている危険を心配された方がより具体的だと考えま
す。
そして、肉の形態をとらない、お菓子、医療品、化粧品、あるいはフォンドボ
ーなどにも気をくばられた方が良いと思います。

新聞では千葉や北海道の同居牛達の検査が始まったように報道されていますが
検査に着手するのが大分おくれたようです。結果はもうでていても良いだけの
時間は過ぎていますが、発表はいつになるか?

9月30日の ヒサニャンさんへ
一般論としてのお話です。
コザクラインコの毛引症ですが、多くの場合、飼い主さんの注意を引きたくて
やっている場合がみられます。
このような場合ですと、飼い主さん自身が、ストレスの誘因となっていること
が普通のなのです。飼い主さんがそれを自覚して、しっかりとした態度で疾病
と向かい合う必要があると言えます。

10月1日の GOMAさんへ
13歳ということですから、加齢による肥満現象かもしれませんし、循環機能
の低下による腹水かもしれませんし、全く別の原因かもしれません。
書き込み内容だけで判断できることではありませんので、心配なようでしたら、
病院へ行かれることをお勧めします。

10月1日の RICAさんへ
すでに、診断も済んで療法食が出ている様ですね。主治医の先生の指事を守る
ようにして下さい。
療法食は食べますよ。飼い主さんが、動物に気を使っていると、これは待って
いれば違う餌が出てくると学習してしまいます。気にいらない餌は食べなくて
も良いと判断してしまいかねません。
今は食べてもらうことが第一という状態であれば、それも仕方ありませんが、
そうでないのなら、食べない餌はどんどんかたずけてしまってください。この
餌を食べなければ、それ以外には貰えないということを教えてあげて下さい。

10月1日の 美織さんへ
ハムスターの場合、寝言を言う子もいます、鼾のような寝息が聞こえることも
あります。
起きているときでも、興奮して鳴き声をたてることもあります。何かを齧って
いることもあるでしょうし、むろん、疾病ということだってありえるでしょう。

実際にその音を聞いてみる必要があります。
一番肝心の情報が提示できないのですから、これは書き込みよりも判断できる
人間を捜す方が良いでしょう。

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