獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200201-173

プロキオン先生ありがとうございました
投稿日 2002年1月23日(水)17時21分 ころ

ご親切にレス頂きありがとうございます。心より感謝します。
先生のご指摘の通り私は混乱しているので、中途半端な理解だったり、
表現が適切でない部分も多いと思います。申し訳ありません。

>あまりに早期に避妊去勢が実施されており----略---
>このため受精卵から発育する過程で、発生分化
>の起原がごく近い副腎が、この代償をしようとして本来の機能以外の作用もお
>こない始めると仮説の説明がなされています。

私は早期手術で視床下部(〜下垂体〜)の指令が本来行くべき
卵巣などの生殖器がないので、もうひとつの性ホルモンの存在場所である
副腎に対して強く働きかけるため過剰に働いてしまい。。。というように
主治医の説明を理解していましたがこの理解で良いのでしょうか?
プロキオン先生が何度もかかれているとおり主治医も「L」の使用による
骨の脆弱化に関しては可能性としてはあり得るけど聞いたことはない、
フェレットの骨は一般に丈夫なのであまり心配しなくても大丈夫なのではないか?
との見解を伺っています。
「L」についての臨床経験年数がまだ浅く、長期使用の弊害のデータもないようで
他にどんな影響があるのか、ないのか分からないとの事でした。

「L」が過形成の段階ならば、腫瘍そのものが縮小する可能性もあるという報告も
あるけれど、原則としてはホルモン過剰の「症状」を抑えるだけで根治治療ではなく
治療の第一選択肢が手術であることも、十分承知しています。
うちは今までに5匹のフェレットが副腎疾患になり、うち4匹が手術を受けました。
(副腎皮質腺癌3匹、過形成1匹)、あとの1匹は手術のリスクが高く手術はしません。
副腎疾患由来の前立腺嚢胞で2年弱色々と試みていて、最終的には
麻酔処置などの手出しも出来ない状態になり嚢胞が破れて亡くなった子もいます。
こういう多発状況ですし、残ったもう片方が腫瘍化しても、主治医は両副腎摘出の
手術はしない方針なのでもうこれ以上副腎疾患を出したくないというのが
私の切実な願いです。

そのための手段として、夜間の人口光による影響を出来るだけ受けないように
配慮したり、抗腫瘍効果を期待してキノコ系の健康食品を与えたり。。。。
「L」を使うことで再発因子がほんのちょっとでも減ったり、現状維持できる
可能性が少しでもあるのならその可能性にかけてみたいとも思っています。
(弊害も気になるのですが。。。)

>蛋白同化作用というのは、むろん血を作り筋肉や靱帯等の組織を増強する作用
>に他なりません。これは雄であればテストステロンの仕事になりますが、雌で
>もなければ困る仕事です。フェレットの副腎疾患ということであれば、性ホル
>モンという表現は問題を複雑にしてしまいかねません。

蛋白同化作用の説明ありがとうございます。やはり男性ホルモンも体内で重要な
役割をするのですね。「性ホルモン」の表現については「L」が男性、女性の両方の
ホルモンを抑えるので両方を抑える弊害が知りたかったのでそう表現しました。
うちは珍しい例だと思いますが、副腎は手術対応の大きさになっているのに脱毛が
あったのは5匹中1匹だけです。男性ホルモンが高かったり、女性ホルモンが高い
にも関わらず脱毛が全くなかったり、一匹ずつ様子が違うし理屈と合わなかったり。。
ほんとに奥が深くて難しいです。

プロキオン先生の仰られるとおり、主治医に聞くのが本来の形だと思っています。
私の場合複数の病気を一度に見ていただくことが多く、1つの事だけに事細かに
時間をかけて説明していただくのが難しく、また説明して頂いても私が十分に
理解出来ていないこともあります。
病院は混んでいる事も多いので、病気や薬について予備知識を持ったり、
自分なりに理解することで、要領よく説明をうけたり、的を得た質問を
して限られた時間内でより充実した診療を受けたいと思いこちらでも
質問させていただきました。まだ日本で使われ始めて月日の浅い薬なので
いろんな方の意見を伺いたいという気持ちもあります。
主治医には5年以上お世話になっておりよい信頼関係を築いてきたと思っていますし、
人から聞いたりネットなどで調べた情報をもとに相談しても真剣に聞いてその内容に
ついてのご意見や説明をして下さる先生なので、主治医をないがしろにしてここで
質問をしたわけではありません。
ご配慮ありがとうございます。長文になって申し訳ありません。

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