獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200203-226

ともえさんへ
投稿日 2002年3月29日(金)15時59分 sango

「待て」を最初から長時間要求するのは無理ですよ。
初めは一瞬でも待てたらご褒美。
そして、だんだん時間をのばしていきます。

ごはんの時こそしつけの絶好の機会です。
お皿を胸の位置に持って立つとワンちゃんはお皿を目で追って飼い主さんを見上げて、
自然に「おすわり」の姿勢になると思います。
この時「おすわり」を教える事が出来ます。
お皿の中のフードをひと粒づつ手に持って、
目があったら「いい子ね」とか「そう!」と、
『肯定』をあらわす言葉とともにそのフードをご褒美として与えて下さい。
すぐにはできないかも知れません。
べルちゃんの頭の中で「ピンポーン!」とくれば、
どうしたらいいのかがわかって、見てくれるようになるはずですよ。

ご褒美(モチベーション)は大切です。
ワンちゃんが大好きなものなら何でもいいのですが、
おもちゃなどでは与えた後放してくれなければまたそこで問題が一つ増えてしまいますから、
やはりおやつやフードがいいと思います。

できなかった時は元の位置に戻してやり直し、
出来たらあらためてほめてあげましょう。
抱き上げてしまうと、目線が高くなり強気になる一因にもなりますから、
なるべく避けた方がよいと思います。

そそうした時、慌てて始末しに行くと、
排泄物に興味があると思われてしまう事があるそうです。
この時も感情的になって叱るのはいけません。
ただ黙々と始末すればいいと思います。
そのかわり、トイレで出来た時は思いっきりほめます。
これでもか!っていうくらいほめてほめてあげて。
どうしてほめてもらえたのかがわかれば、困った事はしなくなると思いますよ。

何かした時にケージに入れてしまうのは、ケージに対して嫌な印象を与えてしまうと思います。
「無視」というのは「相手にしない事」ですよね。
怒っても、ワンちゃんにとっては「相手してもらった」ことになり、
「ご褒美」を貰ったと同じ事になってしまうんです。
「無視」されたことがはっきりわかるようにするためにも
「ほめ上手」になる事が大切なんですよ。

長い時間集中するのは無理ですから、ごはんの時に5分くらいずつ教えていきます。
また、興奮させないためには、自分も落ち着いて臨む事です。


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