獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200301-28

マルチレス
投稿日 2003年1月6日(月)16時30分 プロキオン

1月3日の JUNさんへ
どうも私にはよくわかりません。皮膚や腹筋は切開して、その上で、卵巣と子
宮の間の脂肪組織が6cmあるから縫合できないという説明なのですよね。

腹腔内の卵巣靱帯や子宮に付着する脂肪組織が厚いという意味なのでしょうか
? でも、そこをしないと手術にならないのですが、無理に牽引すると引きち
ぎれる恐れがあったということかな?
この辺は、もう少し詳しい事情を執刀医から聞かないとわからないです。

なお、この例に限らず事前には分からないことは多々あります。執刀医の手が
すでに腹腔内に入ってしまっているのであれば、スタッフの少ない病院では、
手術中に飼い主へ連絡をとれない場合はありえます。
避妊という目的が依頼目的であれば、やむなく次善の策をとったと言えないこ
ともないと思います。要は飼い主さんへの説明の仕方につきるように思います。

手術の中断が、英断であったか、技量不足によるものであったかは、当該犬の
お腹を開いてみないと私には判断できません。


1月3日の 瑠璃子さんへ
ハンドルネームが瑠璃子さんだったので、思わず横山めぐみさん(真珠婦人)
を連想してしまいました。
30代で若い人達にまじっての学生生活であれば、何ごともとまどうことが多
いであろうと思います。
しかし、逆に例え1人でも他の学生達は瑠璃子さんのことを注目していると思
いますよ。社会人学生が入学してくると、他の学生達も良く勉強するようにな
るとは、大学の先生の言葉です。頑張ってください。


1月3日の なつさんへ
猫に限らず、寝ている時に足がぴくぴくするというのは、よく見られる光景で
す。それだけであれば、さほど気に為さる必要はないと思います。
座っているときというのは、緊張状態とのかねあいもあります。程度と頻度が
どのくらいのものであるかが重要なのですが、主治医の先生が問題なしとして
いるのであれば、それでよいように考えます。


1月4日の エスさんへ
ウサギの歯について、1人の獣医師は問題ありとして、もう1人は問題なしと
いうことですね。これは困った事になりましたね。
文面から推察すれば、歯に問題ありそうなのですが、ウサギの食欲不振は歯だ
けとも限りませんし、この症例も診てみないと判断できません。
開口器を使ってしっかりと口腔内を見る必要がありそうですね。


1月4日の ななさんへ
大型犬の噛みつきというのには、私どもも困っています。私の右手の甲にも秋
田犬に噛まれた痕があります。
革手袋の上からでしたが、右手に孔があき、何日も手が使えなくなりました。
そもそも飼い主さんが制止できない犬であれば、これは第三者にとってはひじ
ょうに危険です。どこの病院からも見放されてしまえば、命にかかわる場合も
ありえます。今のうちにしつけや訓練を考慮するというのは賢明な策だと思い
ます。


1月4日の ダックスさんへ
通常、抜歯やスケーリングで2時間かかるということもないように思うのです
が、麻酔の導入に時間を要したとか、体質的に異常があったとかは聞いていま
せんか?
本来的には、口腔内の処置とBUNとは関連しないはずなのですが、何か隠れ
ていた障害が麻酔以後顕著にあらわれるという現象はありえないことではあり
ません。麻酔からの開腹までに時間を必要としたというケースであれば、その
ような事例に相当するかもしれませんね。


1月5日の テリエさんへ
ちょうど、同じような相談が猫のBBSの方へも寄せられています。掲示板の
一番下までいくと、「前のページ」というのがありますので、12月23日付
けの「悩んでいます」という投稿まで遡ってみて下さい。
それ以降、本日付けの投稿まで辿れると思います。参考になると思います。

手術済みの猫であっても鳴く猫は存在しますし、珍しいとも思いません。
ただし、卵巣の残存を疑うのであれば、開腹がもっとも確実で早い確認方法だ
と考えます。


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