獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200306-161

マルチレス
投稿日 2003年6月21日(土)15時50分 プロキオン

6月19日の ブランシェさんへ
腸閉塞のアドバイスが早かったが、医療関係者の一般的知識になっているのか
とお尋ねですが、これは一般に発売されている飼育書にも記載してある事項で
あって、其れ故、元の投稿者であるあんさんが「腸閉息」を心配されたという
ことだったのではないでしょうか。
パールちゃんのレスも私のレスも あんさんの「腸閉塞」ということばに基づ
いております。腸閉塞を心配しているのならば、一刻も早く病院へということ
です。腸閉塞以外の可能性もあるわけです。

また、腸閉塞の診断ですが、そのまえに腸閉塞という状態にさまざまなものが
あります。土砂や砂礫によるもの、自らの被毛や絨毯マットによるもの、紐や
糸によるもの等、液体も固体も通さないものもあり、液体なら通過するものも
あります。
バリウムもそれ程診断に有効でない場合もありますし、エコーにかからない場
合もありえます。糞便状の餌を嘔吐する場合もあり、また、何年にもわたって
症状が確認できないこともあります。
単に異物による閉息以外にも「腸捻転・腸重積」のように消化管そのものが異
物となる重篤なものもありますし、慢性的なものでは「猫の巨大結腸」も腸閉
塞と言えます。
プレーンなレントゲンが有効な症例といえども、ステージが進んでしまえば、
腹水のために何も見えなくなってしまうこともあります。

つまり腸の閉息といえども、場所や原因、ステージによって一様ではないとい
うことです。当然、診断や治療もそれぞれです。私の場合は、視診と触診から
始めますよ! この2点は重要ではないかな。


6月19日の にゃあさんへ
これは、やはり書いた御本人にお尋ね下さい。FILはfileかもしれませ
んし、MEDもMedicalかもしれません。どうにでも読みようはありそ
うです。
フィラリア症を意味しているのであれば、フィラリア中期ぐらいの意味、ある
いは 療法を必要とするフィラリアかもしれませんが、統一されて使用されて
いる略語ではないように思います。


6月20日の 山田昌央さんへ
口内炎による痛みのために餌が思うように食べることができない症例は比較的
遭遇します。この症状に対してはどちらの病院にも対処法はあると思われます
。要は、FeLVとFIVの混合感染であるために こちらの疾病に対して懸
念を示されているのでは無いかと考えます。
あれも嫌、これも嫌ということになると選択肢はなくなりますが、どちらを優
先するべきかという選択あるいは決断ができていれば、処置はあるように考え
ます。


6月20日の えつ子さんへ
血を吐いたというのは、肺からの出血(喀血)と受けとってよろしいのでしょ
うか? 胃からの吐血ということになるとまったく別の話になってしまいます
ので。
フィラリア罹患犬の喀血は、慢性化した症例になると遭遇する症状のように思
います。文字道理、フィラリア虫体による肺動脈栓塞に起因しています。1回
少量であれば、さほど致命的とはなりませんが、どうしてもくり返すことにな
ります。心臓の中にいる虫体の数を減らしてあげるのが一番の原因除去といえ
ますが、手術の適応はないという判断なのでしょうか?
とすれば、対症療法で騙し騙しいくということになると思います。肺動脈の血
圧は上昇するし、血管も弱くなるしということのようです。いたわってあげて
ください。

6月21日の chiharuさんへ
ポメラニアンの咳きということですが、この場合はネット相談ではなく、まず
実際に患者を診察できる方の意見を求めて下さい。
コンピューターの向こう側にいる人間では適格な判断はできません。

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