獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200306-255

レス2題
投稿日 2003年6月28日(土)11時17分 わたらい先生

>電話での相談(特にセカンドオピニオンについて)に、ご回答くださった皆様

飼い主の皆様の考え方が判り、大変参考になりました。
セカンドオピニオンなどの電話での相談について、

必要ない(または不快に感じることがある)5件
どちらとも言えない2件
無料で相談に乗るべき1件

と、いう風に解釈させていただきました。
今後の参考にしてみたいと思います。
ありがとうございました。

>白内障の治療のTさん

眼科はあまり詳しくないですが、白内障の進行を抑える目的で出される点眼薬には効果がない(のかもしれない)という話が、昔から有ります。
このまま様子を見て、いよいよダメなら眼に詳しい動物病院を尋ねる(手術!)というのもやり方かもしれません。

ウソか誠かアロエエキスを飲んだら目が透明になったという飼い主さんがいましたが、後にも先にもそういう話はそれ1回きりでした(僕は信じていません)。
ご存じかもしれませんが、最近朝日新聞紙上で面白い記事を呼んだので紹介しておきます。
実際には、コレで白内障用の目薬を使うことはなくなる、という事はないと思いますが。

「白内障の目薬、「科学的根拠無し」 厚労省研究班
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 白内障の治療法について、進行を抑える目的で使われている目薬や飲み薬は「有効性に関する十分な科学的根拠がない」とする初の診療指針を、厚生労働省の研究班がまとめた。人工レンズの移植手術を唯一の治療法と位置づけている。27日から京都市で始まる日本白内障学会で発表する。

 白内障は、目の中でレンズの役目をしている水晶体が濁り、視力が低下する病気。老化と関係が深く、80歳以上のほとんどに症状が見られる。

 治療法は濁った水晶体を取り出して、人工レンズを入れる手術が一般的だ。日本では、症状の進行予防として目薬(成分名ピレノキシン、グルタチオン)や飲み薬(同チオプロニン、パロチン)なども使われてきた。

 これらの薬は20年以上前に認可され、当時は有効性があると判断された。欧米では薬による治療はほとんどない。

 研究班は目薬などを使った白内障治療の発表文献など1000件以上を調べた。信頼できる発表データがなく、現在の基準に照らすと有効性を裏付ける証拠はないと判断した。

 研究班の北原健二・東京慈恵会医科大教授(眼科)は「全国の患者の約8割は薬物治療を受けていると推測されるが、効果のあるなしについてはっきりした根拠はない。医師は十分な説明をし、患者に判断してもらうのが望ましい」と話す。

(06/24 11:53) 」


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