獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200308-240

Re:ノミ・ダニ予防薬と狂犬病ワクチンについて!
投稿日 2003年8月24日(日)12時42分 サバ

しどさんへ
首筋に垂らすノミ・ダニの殺虫剤ですが
これは、大人の犬でも刺激が強いのは事実です。
なかには、ダニやノミがいないのに、律儀に1〜2ヶ月に1回垂らしてる方もいますが
それが蓄積されていくと、年を立つにつれて身体への障害が出てくる事があります。
聞いた話なのですが、毎月ダニ予防でその薬を使っておられた方が
12 3才で肝障害を起こして亡くなった事があるそうです。
どのように調べたかは存じ上げませんが、原因はそのノミ・ダニ予防薬だったそうです。
なので、あまりにもたくさんノミやダニが居て、身体へのダメージがヒドイ場合以外は
そのような薬を使うのは、気が進みません。
散歩から帰ってきたら、身体を軽く拭いてあげたり
時間のあるときスキンシップも兼ねて身体を見てあげれば
まず、ノミやダニはたくさんつかないでしょう。
なにせ身体に殺虫剤をかけるのですから、何も被害がないとは言い切れないと思います。
もし、ワンちゃんにびっしりとダニやノミがいない限りはそういう類の殺虫剤は使わないで
ノミ取りシャンプーや、ブラシ、自分で見つけて取る、といった方法の方がベストです。
また、シャンプーも2週間に1回くらいの頻度で行わないと
皮膚の脂分がなくなったり、目に見えない傷がついたりして、皮膚病に罹ってしまう事もありますからね。

また、狂犬病のワクチンについてですが
メーカーの品質の差は若干あるみたいですが、他の混合ワクチンに比べて
開発の歴史が長いので、3ヶ月を過ぎれば打っても問題はないと思います。
おそらく、1才になるまで打たない方がイイと言うのは
市役所への登録の問題などが絡んでいるのではないでしょうか?
お役所の仕事は全て年度制で動いているので、今狂犬病の予防注射を打つと
来年の4月に来年度の狂犬病予防注射の案内が来てしまい、ワクチンの接種間隔である
1年ごとと言うサイクルが崩れてしまい、十分にワクチンの効果が期待出来ないから
・・・と言うことも関係して、そのような事をおっしゃってるのかもしれませんね。
法律では、確か生後90日以上たっていれば、接種をしなければいけないと思いますので
そこらへんは、かかりつけの獣医さんとご相談されてはいかかでしょうか?

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。