>「なぜ今頃になって？」
>「３年に一度で良い・・」という話は、
僕がこの業界に入った９５年当時にはアメリカの方でそういう話があり、
既に国内でも実行なさっている先生がいたハズです。

接種時期に関する書き込みをしているのは業界人ではなく、
私を含めて一般の愛犬家だからでしょう。
アメリカの動物病院協会が2003レポートで、
「３年に一度が良い」とするガイドラインを発表したために、
従来は獣医さんに言われるままに毎年接種をしていた愛犬家が、
はじめて接種期間に疑問が生じ、
「日本ではどうなの？」という問いかけの書き込みになっているのです。

>この話題は端的に言って「保険の使い方（入り方）」の話であると思います。

私得意分野で言うと(^^ゞこの議論は、
「車のエンジンオイルの交換時期」の話と構図が似ているような気がします。
１．オイルメーカーはオイルの寿命を公表していませんが、
　　あるメーカーは８万キロ耐久を社内実験で確認しています。
２．たとえばトヨタは自社データにもとずいて、
　　通常の使用状態では15 000kmごとに交換するようにとリコメンドしています。
３．カー用品量販店の多くは5 000kmごとに交換するべきだと訴求しています。

１．ワクチンメーカーは、
　　ワクチンの効果の最短持続期間を一般に公表していませんが、
　　アメリカ動物病院協会の調査(攻撃試験)で５〜７年と確認されています。
２．このデータをもとにAAHAは、3年毎のワクチン接種間隔を推奨しています。
３．日本の獣医さんの多くは１年ごと接種がよいと言っています。

上に書いたそれぞれの１〜３を対応させると構図がよく見えてきませんか？