獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200406-96

Re:猫の急性肝炎
投稿日 2004年6月8日(火)22時18分 投稿者 パールちゃん

ゆみさんへ。
以前うちにいた猫は野良出身の雑種猫でしたが、ゆみさんの猫と同じく急性肝炎になりました。
一晩帰ってこないので探しに行き、見つけたときはぐったりして自分の足では立てない状態でした。
口の端に付着していた嘔吐物の成分から、農薬混じりの水を飲んだことが原因のようでした。
GPTとGOTの値は、獣医さんいわく「生きているのは信じられない」数値でした。
すぐに入院して24時間点滴を開始しました。
最初の3〜4日は意識朦朧のまま改善はまったく見られませんでした。
でも、そのあと少しずつ、ほんの少しずつ目に生気が見られるようになり、
1週間経つころにはよろけながらも自分の足で立てるようになりました。
口から水を飲み、流動食を舐められるまでに回復してから点滴は中止しました。
入院2週間、その後は家で安静にして1週間、3週間ですっかり元気になりました。
当初は獣医さんから「今日明日が峠です。覚悟はしておいてください」と言われ、
回復の兆しが見えても「あとはこの子の持ち前の体力と運次第です」と言われました。
何もしてやれず祈るしかなかった私ですが、私の猫はがんばって闘ってくれました。
また別のとき、これは猫ではなく犬ですが、
肝臓を悪くしてGPTとGOTの値が検出不能ということがありました。
何度も血液検査をしましたが検出値を大きく超えているため、
数値として表せないほどひどいと言うのです。
白目に黄疸が出るほど激しい肝機能障害でしたが、
この子も投薬によく反応してくれて命は助かりました。

GPTとGOTの値が急上昇してもそれでもうだめだということはありません。
ゆみさん、どうかあきらめないでくださいね。
獣医さんと共に手を尽くしてがんばってくださいね。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。