獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200407-116

RE、はたの様、頸からの採血
投稿日 2004年7月14日(水)18時01分 投稿者 田口正行

今回の採血に関連して大きな?皮下出血が合併してしまったことは事実ですのでそれは主治医が責任をもって説明する必要があると思います。
ただし、採血を頸から行なわない方が良いかと言うと、これには賛成出来ません(ごめんなさい)。
採血手技にともなって検査結果が正常に出なくなる事があります、たとえば採血時にきちんと血管に針が入っていない事からの凝固系の異常数値や、細すぎる針で採血する事からの血小板の破壊や凝血などです。
頸からの採血では、血管が太いためにこれらの採血ミスによる測定エラーを来しにくく、またすみやかに多量の採血を行なう事が可能だからです。
ただし、はたのさんが言われるように可能であれば後肢から採血を行なう事は、動物がおびえない事、採血時に残酷に見えない事 などの理由で僕も通常はこちらを選択しています。

気になるのは、半身の麻痺をくり返しているということですね。
血管性の病変を疑いたくなりますが、これまであまり報告されていない事だとも思います。大学病院への転医なり、脳血管造影(一般的ではありませんが)を試みてもらうなりする必要があると思われます(出血もこちらに原因があるかもしれません)。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。