鋪歙さんへ

獣医師のケリー70です。
まず、書き込みだけでは処置や治療など獣医学的なことに対して正しいか誤っていたのかはわかりません。
ただ、子犬に初乳を飲ませたり、母犬がいないと飼い主が子犬の世話をするというのは本当に大変なので、そういったことを考慮して術後、母体が安定すれば入院しないで退院してもらうことが多いのではないでしょうか。
本来、麻酔をかけるということは大変危険なことで、ましてや帝王切開の場合ただでさえ母体が危険な状態ですから、麻酔をかけるに当たっては獣医師からの十分な説明を受け、麻酔により死亡する危険が僅かにでも存在することを含め、飼い主さんが納得し了承した上でないと実施しません。
しかし今回のケースは破水後に病院に駆け込んだということですから、十分そのあたりのことを話したりする時間はなかったでしょう。
ご愛犬が亡くなったのは本当に残念なことですが、獣医師の技術的な問題があるにせよないにせよ、原因はそれだけではないように思います。妊娠がわかった時点でかかりつけの先生に相談していればチワワの出産の難しさや危険性などの説明も受けれたでしょうし、出産予定日の目安もつきます。さらに出産の兆候が見られた時点で病院に連絡をいれていれば、もっと十分な準備をした上で帝王切開を行えた気がしてなりません。
私が獣医師である以上、鋪歙さんには獣医師の視点でものを言ってるように思われるかもしれませんが、犬のことを考えるとそれが最低限鋪歙さんが行うべきだったことだと思います。

つらい気持ちはまだまだおさまらないと思いますが、はやく鋪歙さんの気持ちが前を向いて、残った2頭へ鋪歙さん愛情が注がれることを願います。