有難うございます。
　ご指摘のとおり、確かに私は「教えてちゃん」のビギナー寄りに考え過ぎていたかもしれません。これは、一つには私自身の病気の体験が背景にあります。

　しばらく前に、私はある病気と診断され、治療法について自分でいろいろと調べていました。その中で、思考停止というよりも、思考の習慣そのものがないかのような人がたくさんいるのを知りました。そういう方たちは、ある人が「漢方がいいよ」と言えば漢方に流れるし、別の人が「健康食品がいいよ」と言えば健康食品に流れていきます。結果、怪しげな”治療法”に頼って、自ら解決を遅らせたりもしている人も大勢いました。こういう人たちがより妥当な治療法を選ぶためには、根本的には自分で考えるようにしていただくことだと思います。ただ、短期的には「総量」として妥当な情報に接する機会を増やすことも必要なのではないかと私は感じました。つまり「どうせ、唯一無二の情報として伝わってしまうことは山ほどあるのだから、せめてより妥当な情報にが歩くようにすべきではないのか？」というわけです。実際、その病気の患者団体の中には、妥当な情報を分かりやすく伝えることに注力して、それなりの成果を挙げているところもあります。伝わった情報は、初めは様々な条件や理論が前提になっていたのが、最後には「＠＊がいいみたい」という単語と化してはいました。それでも、「＠＊」を糸口に病院に行って、結果、きちんとした治療を受ける人が増えましたので。

　おっしゃるとおり、「ビギナーという言葉を使いたがる方々は、自ら垣根を作ってしまって、プロやベテランを何か異世界の人のようにとらえて」います。最初は誰でもそうでしょう。そこから自分なりに調べたり考えたりする人と、いつまでもビギナーにとどまる人とがいるのだと思います。そうであっても、人間の病気の場合は、病気になった本人が苦しむだけですので、全くの自己責任と言えると思います。動物の場合はそうではないので、今回はちょっとこだわってしまいました。もし、不快に思われた方がいらっしゃったら申し訳ありません。