olive さん。

話を戻しちゃって恐縮ですが、IUCNがツキノワグマを絶滅危惧II類に、
中でもイランとパキスタンに分布する亜種を絶滅危惧IA類にしているんですよね？
絶滅危惧IA類は日本のツキノワグマの話じゃ無いですよね？
日本の環境省のLDBではツキノワグマはLp（絶滅の恐れのある地域個体郡）で、
下北半島・紀伊半島・東中国・西中国・四国山地・九州地方の地域個体郡に
関しては保護に留意すべきというレベルで、絶滅の危機というのは一寸違う気が。

また文中の「有害鳥獣駆除法」なる法律も存在しないですよね？
「鳥獣保護法」のことですよね？「駆除法」と「保護法」では
180度違う印象を受けます。（意図的なすり替えとは思いませんが）
申請・許可が出ないと殺すことができないというのは、逆に言えば野生鳥獣を
好き勝手に殺さないように日頃は国の法律で保護しているんですよ。

ニュースの件は、山奥で静かに暮らしているクマをわざわざ殺しに出かけている
のではなく、実被害が出てしまっている案件に対して、怪我した方や御家族、
周辺住民が納得し、かつ迅速な対処法をとったということでしょう。
（ひょっとしたら先例どおりにしただけかもしれませんが）

もちろん、おっしゃるとおり知恵を絞って被害防止策をとるべきという
御意見には異存はありません。