胆汁が溜まって、胆泥や胆石となっているのであれば、手術法によって
は胆嚢を切除する事なく消化管と繋ぐことでも方法としては、考えられ
ないことはないでしょう。
しかし、一般的には胆嚢切除の方が選択されるでしょうし、こちら方法
とて、消化管とは繋ぐわけですし、事後に問題を残すということもない
でしょう。
どのような方法がとりえるのか、どちらがベターな選択肢であるかは、
患者の状態を知らないものが判断できることではありません。

私が、肝臓のことが分からないと述べたのは、実際に胆嚢にアプローチ
したとして、肝臓がどうであるかが現在の状態が把握できないからには
予後判断が云々もないであろうからです。
手術を実施するからには、成算があってのことでしょうが、それでも生き
物です。１００％の保証はありません。
実際、手術としては成功しても患者が亡くなるというとは考えられない
事態ではないのです。つまり、胆泥はなんとかなっても、肝臓自身が回
復不能に陥っているというようなケースです。

手術の適応如何というのは、患者自身を直接診察していないとなりませ
ん。そうでなければ、肝臓移植の方がより根本的な解決ですというよう
にお勧めできてしまいますよ。
同時に手術方法にしても、どの方法を採用するかは同じ技量をもったも
の同士で議論するのでないと判断を誤りますし、議論そのものが成立し
ません。
ある患者には最適の方法であっても、他の患者にまで摘要できるかは分
かりません。

私はセカンドオピニオンは否定しませんが、診察無しではありえないこ
とと考えています。
レスとしては、一般論の枠の中でのこととしてしかできませんし、立ち
入った個別の事情があればあるほど、口を挿む余地がありません。
幸い、大学病院との連係によって対応できるようですから、今回の質問
は、そちらで相談されるとよいでしょう。