獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200504-201

reあんちゃんさん
投稿日 2005年4月29日(金)22時25分 投稿者 はたの

獣医師ではありませんがご参考まで。

 どういうつもりで鳴いているのか、飼い主が理解することが大切です。ネット越しにはそこはお手伝いできませんから・・・
 叱っても鳴きやまないタイプの鳴き方もありますので、これは別段不思議ではありません。
 
 そして新生児対策と鳴くこととはとりあえず切り離して考えてください。

 イヌからしてみれば、いままでの平穏な暮らしに、まず妊婦が、そして新生児が闖入してくることになります。そちらの世話につい意識が向きがちになるでしょうが、そこが踏ん張りどころで、〈いままで以上にイヌに注目してやり、世話をしてやること〉が大切です。
 繰り返します。妊婦や新生児よりもイヌを優先することが大切です。

 そうした心構えの上で、事前のトレーニングをお勧めします。
 ベビー用品を揃え、赤ん坊ぐらいの人形を用意し、あたかもそこに赤ん坊がいるかのように世話をしてみせましょう。泣き声を流すのはこの場合特に大切でしょう。音源は現物ないしテレビなどから録音するなり、あるいはCDを買う(映像作品の効果音集など探せばあるでしょう)なり。また、粉ミルクをベビー用品にごく少量、わざと染み付かせておきましょう。赤ん坊の現物とその排泄物以外はすべて本番のようにやるわけです。
 
 何かに特に反応するとしても、叱らないことが大切です。無視して、終わったらうんと相手をしてやります。
 特別に反応する刺激が見つかったら、弱めて(泣き声CDなら、低音量・短時間)触れさせ、騒いだら無視、落ち着いていたら誉める、とします。言い換えると、落ち着いていてくれるぐらいの刺激の弱さからスタートすることが大切です。
 そして少しずつ刺激を強めて、最終的には本物の泣き声がしても落ち着いていてくれるようにもっていきます。
 この夏というからには時間は充分にあります。強い刺激にさらしてパニックになると元も子もなくなりますから、毎日欠かさずうまずたゆまず、少しずつすすめていくことです。

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