獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200506-28

マルチレス
投稿日 2005年6月5日(日)10時56分 投稿者 プロキオン

6月4日の あいさんへ
あいさんが、犬とどういうような関係を築きたいのか如何だと思います。
その点が漠然としているので、どう答えてよいのか私には分かりかねま
す。
すでに、アン玉さんのレスがついていますが、そちらの目的や情況が分
からない中では相当に妥当な意見だと思いました。


6月4日の サチさんへ
個人的には、私は動物病院は「病気になってから行くところではなく、
病気にならないために活用して欲しい」と考えています。
いざとなってから、薬の服用のさせ方といっても、兎はかなり頑固なと
ころがある動物ですので、餌が変わっただけでも食べてくれないことが
あります。
大葉とか、ジャムとか、何ごともないうちから、薬といっしょになって
も口にしてくれるものを見つけておく事が必要ですし、強制投与も知っ
ておいた方がよろしかったでしょう。
飼い主さんが投薬できないというのであれば、入院させてしまうか、毎
日通院させなくてはならないでしょう。これらの行為がよくストレスに
なるとおっしゃる飼い主さんがおられますが、兎にとってストレスにな
ると考えるのであれば、なお余計にストレスにならない投薬方法を事前
に飼い主さんが会得しておく必要があったということになるのです。
そういう意味からも、何ごともないうちからの備えが必要になるという
意味なのです。


6月4日の えつこさんへ
フィラリアで心臓を悪くしているというのは、今でもフィラリアに罹っ
ているという意味なのでしょうか? 手術や殺フィラリア剤によって、
一応の治療は実施されているということなのでしょうか?
12歳のシェパード系の犬であれば、フィラリアがあれば、お書きにな
っている事象は全然奇異なものとは思えません。
( 何もしないでよいという意味ではありません )
また、治療の一環として、血液の流れを改善するような薬とか、他に服
用している薬があれば、そちらとの関係も考えてみなくてはなりません。
ネットで相談されていますが、回答はむしろえつこさんや主治医の先生
がお持ちのことのように考えられます。
なんか、クイズを出題されているみたいな感じです。主治医の先生に相
談された方が適格な回答が返ってくるのではないでしょうか。


6月5日の にゃんたさんへ
あの〜、食事をとる事ができないことを比較する対象が正しくないと思
いますよ。
野生の虎であれ、ライオンであれ、健康体であれば、1週間くらいの飢
餓は普通のことだと思います。野良猫が食べていないといっても、それ
は充分に食べる事ができないということであって、まったく食べていな
いとは限りません。とくに低血糖に陥りにくい猫科の動物であれば、本
当に動けなくなる直前まで、平気そうなそぶりを示します。
病気によって食事をとることができなくって、食道チューブあるいは胃
にチューブを設置することを獣医師が勧めている症例を同一に論じるこ
とは適当ではありません。
にゃんたさんは、「あまりにかわいそう」と表現されましたが、この場
合の意味には、「見た目のかわいそう」なのでしょうか? それとも、
「そこまですることはない」の「かわいそう」なのでしょうか、そこに
は「栄養がとれなくて死ぬこともやむおえない」を承知したうえでの「
かわいそう」なのでしょうか?
野良猫の食事と比較されているくらいですから、恐らく、そこまでしな
くても直によくなるのだとうという予測がにゃんたさんにあるのではな
いかと推測しているのですが、獣医師がチューブの設置を勧めているの
であれば、点滴だけでは体を維持できないレベルの状態ではないのかな
と私は考えます。
主治医の先生が、金儲けが第一という人物で不必要な処置を勧めている
のでない限り、にゃんたさんが考えている以上に猫の状態が悪いのだと
思うのです。
人それぞれに考えも想いもありますので、「あまりにかわいそう」とい
う理由で処置しないのも「あり」だとは思います。ただ、必要な処置で
あれば、そういう理由で実施してもらえなかったというのも、また「か
わいそう」と感じるわけなのです。
実際のところ、チューブの設置が本当に必要な処置であるかどうか、納
得のいくまで主治医の先生に説明していただいたらと思います。
# 感染云々は心配しなくても大丈夫です、無策のまま設置する獣医師
  がいるとも思えませんので。

6月5日の えみさんへ
ネットで相談するよりも、まず、電話帳を開いて日曜診療をしている病
院を捜す事ですね。
遠い近いは、問題ではありません。
骨折そんもので死ぬということは、普通はありません。骨折していても
2週間であろうと、2ヶ月であろうとそれは生きていくことはできます。
大切なのは、骨折の際のショックで由々しき事態が起きる可能性がある
ということです。
自分でなんとかしようといじくりまわして、ショックを引き起こすより
は安静に努めてショックを回避する方が無難ではないかと考えます。
いずれにしても、診てくれるところがないと言っている間にも、日曜診
療している病院を捜すべきでしょう。

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