獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200509-25

猫の麻酔について教えてください。
投稿日 2005年9月4日(日)17時33分 投稿者 chobi

こんにちは、はじめて投稿させていただきます。
実は、私の友人が飼っていた猫の話で、どこまで具体的な話ができるかわからず、
もし、情報不足でしたら、お許しください。

友人が1ヶ月前に生後2ヶ月くらいの子猫を保護しました。
保護当初、風邪などの目やにのせいで、両目が塞がっていましたが、
1週間の入院で左目は開いたようです。
が、右目は癒着したままでしたが、角膜は大丈夫とのことで、
体力の回復を待って、切開手術をすることにしたようです。

そして、約1ヵ月後、体力もつき、元気に走り回れるようになったので、
切開手術を行うことにしました。

そして、手術当日の夕方、危篤の知らせが入り、そのままその猫ちゃんは亡くなってしまいました。

病院の説明では『瞼の切開手術は成功したものの、麻酔からの覚醒段階で容態が急変。呼吸停止に陥った』とのこと。
そして、原因については『麻酔が合わなかったとしか考えられない』と・・・。

その話を聞き、疑問に感じたことを、少し落ち着いてから友人に話をして見ましたら、
手術を行う前に、【血液検査】も【レントゲン撮影】行わなかったそうなのです。
私の認識では手術を行う前には、麻酔という大きなリスクを伴うので、
体調や病気の確認として血液検査とレントゲンは常識だと思っておりました。
しかし、それを行わず、いきなり手術を開始したようです。
そして、説明は麻酔があわなかったと・・・。
麻酔に対してのアレルギー反応はあるのは当然知っておりますが、
その際のアレルギー反応は麻酔をかけてから、すぐに反応を起こすのではないでしょうか?
瞼の切開手術を行う時間の間、反応が起こらず、時間が経ってから反応がおこることって、そんなにあるのでしょうか?
病院から連絡が入ったのが夕方の4時ころだったらしく、
通常、病院で手術を行うのは2時くらいからなので、切開手術に最低1時間半以上経っていたのでしょう。
その後にアレルギー反応が起こるとは考えにくいのですが・・・。
血液検査やレントゲンを撮っていないことを考えると、
麻酔のアレルギーというよりも、体調不良、心臓病の可能性が高く思えてなりません。

友人は亡くした猫ちゃん以外にも猫・犬を飼っていますので、
今回の件で、病院自体の診療に問題があるようでしたら、
できるだけ根拠を示し、今後の診察を考えるように促したいと思っています。

この病院の診療について、先生方の思うところ、感じるところをお話いただけますでしょうか?

ちなみに、一般的に麻酔の種類により猫に反応が起こりやすいもの、犬に反応が起こりやすいものがあるとお聞きしております。
具体的に、薬剤名・商品名を教えていただけますでしょうか?
そして、それぞれの薬剤の使用方法(ガス麻酔であるか注射で使用するか)も
あわせて教えていただけますでしょうか?

もし、その病院になんらかの問題があるようでしたら、
友人に注意を促す材料とさせていただきたいと思っています。
(もちろん、私の麻酔知識として是非、知っておきたいとも思っています。)
ただ、もし、病院に非があるようでしても、訴えたりするような考えはもっておりません。
今後の病院選びの参考に、そして、自身の知識として、
アドバイスをいただけたらと思っております。

先生方、どうぞよろしくお願いいたします。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。