獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200511-79

避妊手術の時期について
投稿日 2005年11月8日(火)22時26分 投稿者 けりーずはうす

避妊手術(今回はメス限定です)の時期は獣医師によって見解が分かれるところですが、メリット、デメリットの観点から説明しますので、あとはご自分たちで決定してください。ちなみに最近は避妊手術とは卵巣および子宮摘出術を指すことが多いです(これも意見が分かれるかもしれませんが)。まずメリットについて。発情期が来ない、そのため
発情に伴うさまざまなストレスからオーナーさんも犬自身も解放される、子宮の病気にならない(子宮がないので当然ですね。)、初めての発情期を迎える前に施せば乳癌予防にもなります(これは最近のデータです)。デメリットについて。肥満しやすくなる(必ずではありません)、問題行動を抱えている犬ではさらに悪化すると言われています。
だいたいこのくらいでしょうか。また、質問にもありました元気がなくなるというのは
ない、と断言していいでしょう。もちろん、手術後2−3日痛みを訴えるケースがありますが、その場合は鎮痛剤を処方します。たいていはこんなに元気でいいのですか、傷口開きませんかといわれるくらい元気で退院しますよ。
以上のことをご参考に検討ください。

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