以前にも述べたことがあるのですが、猫科の動物はもともと単独行動を好みます。だから、というのではないのですが時折、多頭飼育に向かない猫がいるのは事実です。また、すべてこれにあてはまるというわけではないのですが、ひささんの猫ちゃんのようなケースはやはり、「縄張り」の重なりが原因と思われます。こういうケースはどちらの猫も去勢手術をそおすすめいたします。オスのホルモンが縄張りを強く主張するからです。ひささんの猫ちゃんの場合は去勢手術済みの子が喧嘩を誘発しているようですが、ひどい喧嘩まで発展するのはホルモンのせいかもしれません。その上で、猫ちゃん同士を全く別々に生活させます。というのは、繰り返し攻撃行動を引き起こしていると、それで自分の縄張りを守れると思うからです。もしくは、食餌の時には必ずトラブルになるなら、食餌の時は必ず別々にさせます。もう一つ大事なことは、飼い主さんが喧嘩にりそうな時に、音を鳴らすなどの猫の気がそれるように工夫をしてください。ですから人がいない時、睡眠時などはやはり２匹はそれぞれ別にしましょう。ケージを利用するのが一番楽でしょうね。
そして以前も私が書き込みましたが、寝床の臭いを交換していく方法で慣らしていきます。焦ってはだめです。以前は仲が良かったのに、という思いはお捨てになってから始められたら焦りは消えますね。場合によっては獣医師に抗不安薬を処方してもらうのも一つの方法でしょう。ちなみに、犬でも猫でも、オス同士を去勢手術しないで飼うというのはかなり難しいですよ。文面から、あまり去勢手術をお望みじゃなかったようにうけとれましたので。長くなりましたが、がんばってください。