獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200602-31

病気の動物を抱えた時>あきさんへ
投稿日 2006年2月2日(木)22時20分 投稿者 チーママ

大事にしているほど、不安が募りますよね。
どうなっているんだろう、どうなるんだろうと。
こういう時は、その病気の事を調べます。
今自分のペットが置かれている状態をきちんと掴もうと思います。
どうなっているのか、自分でしっかり知ろうとします。
当然犬なら犬の、猫なら猫の体の仕組みや働きを知ることになります。
そして健康ならこうなのが、こういう病気によって、現在体の中が
このような状態になっている、と理解します。
病気の事を知り、ほっておけばどういう過程をたどるのか知り、どういう
治療法があるのかを知ります。
だから今獣医さんはこういう治療をしている。
これで期待できるのは、こういう事。等々。

相手にしているものが充分に分かっていないと、やみくもに不安が募ります。
相手を知って、どのように対処するのか、獣医さんと相談しながら
一緒に病気と闘う気持ちが出来ると、かなり不安が減ります。
「絶対なおすぞ!出来るだけの事をするぞ!」という前向きな気持ちに
なる事は、とても大切です。
今一番がんばっているのは、他ならぬ愛犬なのですから、飼い主が
しっかり励ましてあげなくてはなりません。
母親が不安になると、子供はもっと不安になります。
愛犬にとっては、飼い主が親です。病気と闘っている愛犬を不安に
させてはいけません。
他人にお任せなのではなく、獣医さんと治療の内容を一緒に検討
できるようになると、心が落ち着きますよ。
あきさんのワンちゃんの回復を、心より祈ります。

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