獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200603-20

re喘息とネコについて
投稿日 2006年3月2日(木)10時19分 投稿者 はたの

獣医師でも医師でもありませんが、喘息持ちですので、ご参考まで。

・「ネコを手放さない」ことに理解ある医師を見つける。患者の「生活の質」についての自己決定権を尊重し、それに合わせたコントロールプランを提供してくれる医師、ということですね。
・掃除の励行はよいけれど、あまりピリピリと神経質にならない。
・発作の原因を突き止めるのに、医学的データに振り回されず、経験則を大切にする。たとえば私は、羽毛の枕・布団で発作が起きやすくなりますが、飼っている鳥や、その羽などではほとんど発作が起きません。血液検査にせよ、感受性テストにせよ、臨床の現場で普通に行ってもらえるものはそんなに感度がいいわけでもなく、抗原/抗体が細かく分けられているわけでもありません。「羽毛布団の中の羽毛」と「カモやアヒルの羽」との差違などはなかなかわからないわけです。さらにそこに季節や体調が絡むわけですし、体質は変化し続けるわけですから・・・

 「何」を排除すればいいという正解があるわけではありませんし、「何もかも」排除するのも無理です。発作のパターンを少しずつ読み解いて、「楽に頻度を減らす」程度の心づもりでよいように思います。鈍感でもいけませんが、ご家庭内に「喘息を気にする変な緊張感」が漂っていると、それもまた発作の原因になりかねないので、必要に応じてほどほど、をお勧めします。

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