獣医師ではありませんがご参考まで。

　去勢とは精巣を取ることです。よって、精巣がなければあり得ないこと、つまり雌に妊娠させること、はなくなります。
　しかし、発情などは、脳がコントロールしています。精巣は、脳に対して影響を与えている、つまり発情には間接的にしか関与していません。
　精巣を取っても、脳がそれに気づくまでには時間がかかりますし、行動にその変化が反映されるまでにはさらに時間がかかります。
　また、脳の「雄性」は胎児期の「精巣からの影響」でかなり決定されます。去勢しても変わらない部分もあります。

　さて、ご愛猫の行動ですが、去勢していない雄としてもややけったいなものです。毛布は雌ではありませんから・・・
　つまり、どこかでボタンの掛け違えが生じてそういう行動を取る「習慣」ができたと思われ、本来の性行動でない故に、去勢しても減衰しづらいものと考えられます。
　かといって、極端に頻度が多くないかぎり、問題視する必要もないでしょう。そういう個性と思って受け入れてあげればよいだけのことです。
　なお、去勢ができているかどうかは、陰嚢を触ってみればわかります。袋に中身があるかどうかですから。