獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200606-265

マルチレス、3題
投稿日 2006年6月21日(水)11時53分 投稿者 プロキオン

6月20日の macどんさんへ
「血管肉腫」は、昨日も書いておりますが、血管の内皮細胞に由来します。一方、「骨
肉腫」は名称のとおり骨の細胞です。レントゲンでも特徴的な所見が得られると考えて
おります。
お尋ねの内容、抗癌剤の副作用についてですが、これはどの抗癌剤を選択して、さらに
どのように投与するかが分からなければ、お答えしようがありません。まずは、主治医
の先生がどのような治療計画を立てているかが肝心です。おそらく、一般的な選択がな
されるのではないかと思いますが、そうであれば、やはり先生から説明があると思いま
すよ。治療計画のよしあしについては、診療していない者が口出しをすべきことではあ
りません。


6月20日の 兄さんへ
股関節形成不全は、10歳になってということではないですよね。最初からの問題とい
うことだと思います。
ヘルニアというのも「椎間板ヘルニア」と受け取りましたが、それに脊椎の悪性腫瘍、
これは細胞診断で確認されているのでしょうか? おそらく、レントゲンやMRIから
の画像情報と病態からの推測で「悪性であろう」というように判断したとも想像できる
のですが。
「右手の麻痺」というのが、どちらが原因となっているかですね。かなり上側にあると
いうことになりますが、手術できないというのが、どの病変に対してのことなのか、全
てにたいしてのことなのか、分かりません。
何故できないのかの説明はなかったのでしょうか? また、同時に今からどのような治
療が実施できるのかのお話もなかったのでしょうか?
早い話が、そこで病院からの話が終わっていて、飼い主さんに全てを任せてしまうので
あれば、いささか酷であるように感じます。
おそらく、そういう話ではないように思いますし、病院としても検査だけして、「ハイ
これで終わり」でもないと思うのです。私でしたら、まず腫瘍の正体を知りたいと考え
ますし、ヘルニアについても病院によってはアプローチのしようがありそうに思います。
MRIまでもっている病院で、そこまでの話しかないとは思えないのですが…。


6月20日の 春猫さんへ
猫の瞼はきちんとありますよね。ただの眼瞼内反であれば、矯正は可能なはずです。
私の大学であれば、外科の授業で一番最初に出てきた内容でした。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。